創業から出口戦略まで一気通貫支援―税務を起点にした高付加価値サービスへの転換

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20歳で公認会計士資格を取得し、24歳で独立起業。わずか2年半で売上1億円規模へと成長させ株式会社ミナト代表取締役のた石川優弥氏は、税務・財務・M&Aを横断する経営の伴走者です。サッカーに打ち込んだ学生時代から一転、なぜ会計の道を志したのか。大手監査法人での経験、独立経営での急成長の裏側、そして現在掲げる戦略とはどのようなものか。若手経営者のスピードに応えながら、企業の成長を支える石川氏の強みと今後の展望に迫ります。

サッカーから会計士へ――進路転換とキャリアの原点

Z-EN――石川さんは、1998年生まれ、秋田県ご出身ですね。これまでのご経歴について伺いたいのですが、学生時代はサッカーをされていて、プロ入りも考えるほどだったとお聞きしています。

石川優弥氏(以下、石川氏)――そうですね。大学に入るまではサッカー漬けの日々で、プロになることも考えていました。

中学・高校時代に一緒にサッカーをしていた同級生の中にはプロになった人も結構いますが、自分は高校卒業時にプロ入りは断念しました。

――サッカー少年の石川さんが会計士を目指されたきっかけは何だったのでしょうか。

石川氏――家族が資格職だったこともあり、手に職をつけたいと思ったのがきっかけです。
サッカー中心の生活から一転して、大学進学時に将来を考え、弁護士か会計士かを検討し、経営学部だったこともあって会計士を選びました。

20歳で合格、大手監査法人と起業で培った実務力とマネジメント

――大学在学中、20歳のときに公認会計士試験に合格されたとのこと。その後のキャリアについてお聞かせください。

石川氏――大学卒業後は大手監査法人に就職し、そこから比較的早く同期3人で独立起業しました。

大手監査法人では、生命保険会社等の会計監査、内部統制監査を担当しました。
特にマネジメント経験は大きく、1020人規模のチームをまとめる役割も担っていました。
意思疎通やチーム運営の力は評価されていたと思います。

――独立後の経営で、その経験は活きましたか。

石川氏――当時は共同経営で対等の体制でしたので、マネジメントの概念自体が弱く、すぐに活きたわけではありません。
ただ、大手で見てきた基準や考え方を中小企業に落とし込めた点は役立ちました。

売上1億円達成の背景と、成長を加速させた戦略

――前職では設立から約2年で売上1億円を達成されていますね。

石川氏――設立当初は苦戦しましたが、後半の1年で大きく伸びました。

要因は2つあり、紹介してくれるキーマンに多くの時間を投下したことと、サービスを絞って税務に集中したことです。
その結果、100社以上の顧問先を獲得し、安定収益を確保したうえで高単価の業務にも取り組めるようになりました。

税務を入口にM&A・財務まで一気通貫で支援

――クライアントの信頼を獲得されてその数が増えていったのですね。現在提供されているサービスについて教えてください。

石川氏――入口は税務ですが、薄利多売な税務業務ではなく、高単価なM&Aや財務コンサルを強化していきたいと考えています。

税務の顧問・申告業務に加え、M&Aではデューデリジェンスやバリュエーション財務コンサルでは事業再生や経営管理、利益改善支援を行っています。
また、IPO支援や研修講師にも一部対応しています。

――石川さんは意思疎通やチームマネジメントに長けていて、集客力に自信をお持ちだと伺っています。ご自身の強みについてどのようにお考えでしょうか。

石川氏――私は、会社の創業から成長期までを一貫して支援できるゼネラリストとして、クライアントの課題を総合的に解決し、次のステージへ成長させることを最も重視しています。

それを実現させる強みとしては、業務の幅広さが挙げられます。
税務業務を入り口として集客しつつ、会社のステージに応じて支援内容を変えることができ、創業初期からM&AIPOといった出口まで一気通貫で支援できます。
特に、問題点を洗い出してアクションプランを策定し、伴走支援する領域は得意分野です。

また、スピード感をもって対応できますので、成長の速い若手経営者に合わせて動ける点も特徴の1つです。
専門特化ではなく、経営の全体に責任を持つゼネラリストとしての価値を出していきたいですね。

利益改善の実績と、数字で価値を示す支援

――これまでに支援されてきた中で、印象に残る事例はありますか。

石川氏――従業員の工数を可視化して人件費を最適化し、利益率を改善した事例があります。
また、赤字企業の黒字転換や、単価設定の見直しによる粗利率改善なども手掛けてきました。

利益改善は結果が数字で明確に出るため、クライアントにもわかりやすく、自分の得意分野でもありますね。

成熟企業支援と拠点展開

――より高度な支援を継続するにあたり、内部の充足、人材確保についてはいかがお考えでしょうか。

石川氏――これまでと同様に、信頼関係を前提に同じ目標へ向かえる人材を増やしていきたいです。

――新たな事務所を設立された石川さんのこれからの展望について教えてください。

石川氏――より高度な財務支援となるように知識のレベルアップと品質管理に注力していきたいと考えています。
売上数十億から数百億規模で、次の成長に課題を持つ成熟企業をターゲティングし、中小企業の財務力向上に貢献していきたいです。

また、東京以外にも拠点を増やし、クライアントの近くで伴走できる体制を整えたいですね。
信頼関係が重要な領域だからこそ、身近な存在であり続けたいです。 

石川優弥
株式会社ミナト 代表取締役/税理士法人ミナト 代表社員

投稿者プロフィール
秋田県出身。学生時代、サッカー国体少年男子主将。インターハイ&高校サッカー選手権全国大会出場。東日本選抜にも選出される。
その後プロの道を諦め、20歳で公認会計士試験合格。
明治大学経営学部卒業後、EY新日本有限責任監査法人に入社。
上場企業の会計監査、内部統制監査、国際会計基準での会計監査等に従事。
2020年より医療法人の理事に就任。
EY新日本有限責任監査法人を退職後、ミナトグループを設立し、代表取締役社長及び代表社員に就任。
M&Aにおける財務・税務DD、バリュエーション業務、事業再生業務を得意とする。

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