芸術と社会を結ぶコーディネーター。地域コミュニティの活性化にも尽力する人
関口 正洋(せきぐち まさひろ)
1974年、神奈川県生まれ
紆余曲折を経て現代アートを扱う仕事に。/ アートフロントギャラリーに所属し、アートのプロジェクトを社会の現場で展開している。アートを媒介として人々との交流をはかっている。/ 現代のものさしでは測れない価値をもったモノやコト、ヒトを発掘。人々に新しい視点や気づきを提供している。
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提供できるサービス・モノ
  • 商業施設、ホテル、オフィス空間のためのアートコーディネート
  • 地域活性化のためのアートプロジェクトの企画
  • 現代アートを取り入れた人材育成プログラムやワークショップ
  • 芸術とビジネスを融合した企業の商品企画やブランド戦略
経歴
金融会社勤務を経て、1999年にアートフロントギャラリーに入社。
展覧会の企画運営のほか、現代アートを商業施設、ホテルなどにコーディネート。
地域型芸術祭の制作にも携わり、大地の芸術祭の事務局や奥能登国際芸術祭の立ち上げに貢献。
宅地建物取引士と中小企業診断士の資格を保有。
趣味は麻雀。
「芸術祭」について 
私は芸術祭が地域の人々にとってどのような意味を持つのか、また芸術と地域の文化や環境との関係性について考えることが重要だと思います。芸術祭は、芸術表現を通じて地域の魅力を再発見し、新たな価値を創造することができます。また、地域文化に根ざした芸術祭は、人々が地元を愛する気持ちや地域経済の発展にもつながります。さらに、芸術祭は、現代アートの前衛的な部分が観客に問いを提供することで、人々のまなざしが広がるきっかけにもなります。地域に根差した芸術の制作を通じて新しい芸術文化を生み出し、人々の共感や交流のネットワークを広げていきたいと思っています。
プロフィール情報
習慣にしていること、重視しているルーティン
1. 寝る前の読書。1日の終わりに落ち着くために、本を読む。
2. 毎朝のストレッチ。体をほぐして気分をリフレッシュ。
3. 職場のひと駅前で降りて、歩きながらやるべきことを整理。
4. 日記をつける。
5. 切り抜いた古新聞を時々見て、意識のなかで過去と現在を行き来。
一番話したい経験談
中越地震が起きたとき、震源地に近い十日町にいました。震度6強の大揺れでした。そのとき、私は芸術祭のパビリオンにいましたが、揺れが収まって外に出ると、山と田んぼが広がり、いつもと変わらぬ秋の虫が泣いていました。
都会育ちの私たちが困っていないかと心配する近所の人たちが駆けつけてくれて、差し入れをくれました。食べ物があり、空間があり、コミュニティがあり、安心して生きていけると思いました。
東京で被災した場合を想像し、地方は過疎化や高齢化など、大変な課題を抱えている場所だと思っていましたが、地域とはなんて豊かなんだろうと、それまでの私の見方が大きく変わりました。
今後の事業展開
アートの役割を広げたい。これまでは空間の装飾などに限定されることが多かったですが、芸術祭を経験して、アートにはもっと多くの可能性があることがわかりました。地域でのアートプロジェクトの経験を企業にも応用して、人材育成プログラムやワークショップ、商品企画、企業戦略など、アートとビジネスを結びつけたいと思います。企業もコミュニティであり、アートを取り入れることで企業文化を活性化することができると考えています。
関口氏がつながりたい人
答えではなく、問いを交換できる人です。
アイデアを出し合って、一緒に面白いプロジェクトを実現できたら良いなと思います。
ただ、自分はマイペースなので、几帳面で厳格な人をイライラさせてしまうかもしれません。

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