物語を紡ぐブランディングで企業も人もコーディネート
- 2025/4/1
- インタビュー
目次
「ライフストーリー」社名に込めた思い
――確かに、いつもおしゃれでいらっしゃいますよね。現在代表を務められているライフストーリーという会社は、海外での事業展開をした後に立ち上げられたのでしょうか。
栗原氏――はい。
元々、流行りを作り出すのが得意だったので、後世に残るようなものを作りたい!と思ってこの社名にしました。
例えば羊羹と言ったら〇屋じゃないですけど、日本の文化といえる日本酒や伝統工芸品などのように、この先に残るようなものが作りたいと思って。
ライフストーリーは、「人生の物語」の意。
最初は終活動画を作ろうと思ったんですよ。
例えば一般の方は、結婚式や小さい子どもの時の映像はあっても、大人になってからの自分の映像ってなかなか撮らないですよね。
自分が主役で、物語があるようなものは、多分撮る機会がなかなかないと思うんです。
でも、人にはそれぞれにさまざまな人生がある。
本人が亡くなっても、お孫さんやひ孫さんにも、おばあちゃん、おじいちゃんってこういう人なんだよって伝えることができる、そんな人生の集大成みたいなものを動画で撮れればずっと残っていくんじゃないかという思いで作った会社なんです。
ただ、おかげさまで、ブランディング動画などの案件依頼を多くいただいているので、終活の事業もやりたいものの、なかなかやれていないのが現状です。
ブランディングを目的とした会社のPR動画も今後残るものではあるので、会社の物語を作るという思いでやっていますが、終活の動画はやりたいと今も思っています。
――企業も個人もライフストーリーがあるということですね。
栗原氏――ええ。だから最近は、ブランディングする際にその会社のドラマを作るようにしています。
何をやっているかわからない会社もいっぱいあるので、その会社が具体的にどういう会社なのかをドラマやドキュメンタリータッチで描いていけば、ストーリーとして観ることができてわかりやすいんです。

栗原さんがPRで関わった冬季ライトアップイベント「迎賓館赤坂離宮でデジタル掛け軸✖︎歌舞伎」(栗原さんのfacebookページより)
――それは素敵ですね。実際にお客様のところに行って聞き取りをして映像を作るということをやられていらっしゃるんですね。
栗原氏――そうですね。
ただ、映像を入り口として、結局トータルでブランディングすることが多いです。
例えば、ホームページも作るし、そのクリエイティブに関わるイベントもやって、そこに集客のマーケティングも含めてワンストップでやることが多いです。

前画像と同じく、2024 年に開館 50 周年を迎えた国宝建築「迎賓館赤坂離宮」での夜間冬季ライトアップイベント(栗原さんのfacebookページより)
サービスやプロダクトに独自の付加価値をプラスするブランディング手法
――なるほど。トータルでブランディングをデザインや戦略としてコーディネートするのですね。栗原さんがお得意にされている業界とか、お客様のジャンルなどはありますか。
栗原氏――そうですね、特にサービスやプロダクトをやっているところでは、美容やアパレルからエンタメまで、幅広く関わっています。
――業界はいろいろなのですね。今までの栗原さんの人脈がそこにも生きていらっしゃるのでしょう。これから展開したい事業などお考えになっていることがあれば教えていただけますか。
栗原氏――やはり、先ほどもちょっとお話した、後世に残るようなもの、それがプロダクトなのかサービスなのか今ははっきりしていませんが、作りたいと思っています。
ただ、そのためには、ブランディングがめちゃくちゃ必要なんですね。
トータルな視点でのブランディングによって、後世に残すものを最高峰まで持っていければいいと思っています。
今ちょうど、ある海外の映画祭の打ち合わせを映画プロデューサーとしているのですが、そこに向けて日本企業のPRができるような施策を打つ方向で進めています。
ハリウッドセレブたちが来るような場なので、最高級のブランディングになりますから。
例えばそこで日本酒を振る舞うなどしてブランド価値を上げていくなど、いろいろなやり方があると考えています。
日本酒にしても、10年くらい前までフランスで販売していたものがルートをなくしてしまったという事例などもあるのです。
でも、日本の酒造さんたちにはリソースがないし、そこに対してコストもかけられないから進出はできない。
だから、そこに僕らが仲介することでルートを作り展開できれば、日本のいいものを世界に発信できる。
既存で売れる高い品質のものがあるのですから、それを売るお手伝いは僕ら仲間と一緒にきるのではと思っています。
最初はビジネスにはならなくても、日本の良いものを紹介するきっかけになってくれれば嬉しいですね。
――素晴らしいです。栗原さんの強みを一言でお願いできますか。教えてください。
栗原氏――僕は、ブランド価値を上げるのが得意だと思っています。
企業の価値が上がることで一気に商品が売れたり、安い商品も高価値に見せることによって利益率が上がったりもしますよね。
そういう見せ方の部分を強みとして、知見もノウハウも持っていると自負しています。
――それはPRの領域になるのだろうと思うんですが、栗原さん独自の手法みたいなものはあるんですか。
栗原氏――何かをする時には基本的に、その起点となる点と点がいっぱいあるというイメージを持っています。
クライアントが何を求めているか、認知を広げたいのか、実際にエンドで売りたいのかによって全然違うでしょうが、1番重要なのは、これをやりたいという目的を達成するために点が線になるように繋げていくことですから、そのネットワークを持っていることが自分の強みかもしれないですね。
クライアントの要望に応じて色々なコーディネートができるということでしょうか。
――すごくよくわかりました。ありがとうございます。
伝統的な日本のものをうまくプロデュースすることがお得意なのだろうと感じました。さらに、その海外展開もできる方なのだとイメージがわきました。これからのご活躍を楽しみにしています。