事業投資とは?⑨他では得られない!事業投資がもたらす5つのメリット

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投資への経験を積み重ねることで得られるものには、その種類に関わらず共通点もありますが、事業投資には他の投資と決定的に異なる利点があることをご存知でしょうか。事業投資への理解を深めていただくシリーズ第9回目は、金融商品、不動産などへの投資とは異なる事業投資ならではのメリットについてお伝えします。

事業再構築補助金がもたらした効果

経済産業省が旗振り役となった「事業再構築補助金」は、第6回目迄に累計4.7 万の事業者が補助対象として採択されました。
採択率は各回30~40%台ですので、不採択も含めれば、10万以上の事業者が応募したことになります。

採択された皆さんの成功を願うばかりですが、当然ながら失敗もあるでしょう。
それでも、今回のような新たな事業投資へのチャレンジは、多くのメリットを事業者にもたらすはずです。
事業投資だからこそ他の投資では得られない効果・効用がありますので、その一部をご紹介します。

参考:経済産業省「事業再構築補助金

事業投資ならではのメリット

身につければ最強の生涯資産

事業に失敗し、そこで止めてしまえば、それは「ただの損失」です。
事業投資の熟練者は、失敗の経験を次のビジネスに活かすことで、中長期的に回収しています。
まさにトライ&エラーの繰り返しです。

仮に一文無しになったとしても、再起してまた稼げばいいのです。
事業投資は不動産投資などと違ってスモールスタートが可能ですから、経験という資産を再投資できます。

多角化により事業リスクを分散できる

多角化はこれまで、リスクが高い等と否定的に語られてきました。
しかしながら、コロナ禍において、多角化していたことで危機を乗り切った事例が沢山あります。

例えば、同じ飲食店でも「居酒屋」事業は縮小したが、ピザの「宅配」事業に人員と資金をシフトして乗り切ったケースなどです。
株式の相場格言にもある「卵を1つのカゴに盛るな」は、事業投資においても応用すべき考え方です。

高い投資リターンが狙える

金融商品や不動産への投資では、僅か数%の利ザヤを稼ぐのが限界です。
結果これらは、資金力がある方々に有利なゲームとなっています。
他方、事業投資の場合、工夫や努力次第で大きなリターンを狙うことも可能です。
投資利益率でいえばROI(利益/投資額)が10~20%以上は普通であり、事業の売却などにより、さらなるリターンを狙うことができます。

当然ながら、その分マイナスもありますので、リスク許容範囲を事前に設定することも必要です。

▶次のページでは、事業投資のメリット、「好き」をビジネスにすることの効用とスキルの要となる「人的資産」の大切さについてお届けします!

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齋藤 由紀夫
株式会社つながりバンク 代表

投稿者プロフィール
株式会社つながりバンク 代表。
オリックス㈱に16年在籍後、2012年に独立。
スモールМ&Aの普及活動を中心に、事業再生・リノベーション等に注力。自らМ&A・事業投資も行い、数件エグジット済。
経営革新等支援機関(中小企業庁主管、認定支援機関)、事業引継ぎ支援センター 専門登録機関、日本経営士協会 経営士、日本外部承継診断協会 顧問。
趣味は焚火、居酒屋巡礼、トレイルランニング。

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