秋の和酒ラボ_株式会社岡村本家の日本酒『金亀』を楽しむ会

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日本全国から酒造経営者を招き、酒蔵に投資・経営支援できるスペシャリストたちが集う「和酒ラボ」。秋のイベントは、滋賀県『岡村本家』の6代目当主の岡村 博之氏をお招きし、蔵元厳選の日本酒を振舞っていただきました。代表銘柄『金亀』の10%毎の磨きの違いを堪能できるまたとない機会を提供していただき、参加者の皆さんも日本酒造りの奥深さに感銘を受けていらっしゃいました。

『岡村本家』の日本酒を楽しもう

参加者の皆さんで記念撮影

開催日時:10月2日(木)18:30~
参加者 20名
岡村本家6代目当主 岡村 博之(おかむら ひろゆき)氏
『岡村本家』公式サイトはこちら

イベントの開催を通じて全国の酒造を応援する「和酒ラボ」。

秋の気配が漂う10月、滋賀県『岡村本家』の日本酒を味わうイベントを開催しました。代表銘柄『金亀』の8種類の蔵出し酒はどれもイタリア料理にマッチして、ふくよかな味わいを醸し出してくれました。

会場は、『Sake Bar Tsukiji』(築地)。
和酒ラボ会長の今西さん、事務局長の酒井さんのあいさつで始まり、おおいに盛り上がりました。

地元への想いを込めて~岡村氏談

鈴鹿山系の豊富な名水と良質な近江米の産地である吉田。
この地で安政元年(1854年)に創業した『岡村本家』は、彦根井伊藩から酒造りを命じられたという歴史を持つ時代の重みを感じる風格のある蔵です。

最終工程となる酒の搾りは江戸時代より、1枚ずつ袋に入れて搾る「木艚袋搾り(きぶねふくろしぼり)」を行い、お酒に優しい搾り機として伝承。機械で搾ることの多い現代酒蔵には珍しく、普通酒から大吟醸まですべて「槽搾り」ですので、自然でまろやかな風味が実現できています。

始まりは安政元年の『金亀』

『金亀』のラベルに記された40から90の数字は、お米の磨き(精米歩合)を表しています。
それぞれ味わいと色が異なります。

搾りたては新緑のような淡い緑色。熟成が進むにつれ薄い茶色に変化していきます。
岡村本家では、それぞれの色のまま旨味を生かしたお酒を造り続けています。

編集後記

『金亀』の飲み比べができるのも今回のイベントのお楽しみの1つ。
磨きの違いと火入れか原酒かの違いで、まったく異なる味と風味を醸し出すお酒に、参加者はそれぞれの味わいの違いや感想を語り合っていました。

和酒ラボ 会長:今西由紀さん

10月2日にSAKEBARTSUKIJIにて、滋賀県・岡村本家より「金亀」蔵元の岡村さんをお迎えする会を開催しました。
当日は、日本酒造りそのもののお話だけでなく、酒蔵を経営していく中での現実的な課題や、これまでのご苦労についても率直にお話しいただきました。

特に印象的だったのは、今年は米の価格が高騰し、昨年以上の値上がりとなっているという現状です。
日本酒の品質を支える最も重要な原料である米の価格上昇は、酒蔵経営に直接影響を及ぼす大きな課題であり、価格転嫁の難しさや、今後の継続的な酒造りに対する悩みについてもリアルな声を聞くことができました。

また今回は、精米歩合40%・50%・60%・70%80%・90%・100%と、10%刻みで展開されている金亀のお酒を飲み比べるという、非常に贅沢で学びの多い内容となりました。
精米歩合の違いによる味わいの変化に加え、生酒と火入れ酒の違いも体験することで、同じ蔵・同じ設計思想でも、造りや仕上げによってここまで表情が変わるのかと、多くの気づきがありました。

蔵元から直接お話を伺いながら飲むことで、日本酒を「商品」としてではなく、「文化、歴史」として感じる時間になったと思います。
ご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

今後も、和酒ラボを蔵元の想いや現場のリアルに触れられる場にしていきたいと思っています。

和酒ラボ 事務局長:酒井湧介さん

今回は、滋賀県の岡村本家6代目の岡村博之さんにお越しいただきました。
私が初めて「長寿金亀」に出会ったのは、この和酒ラボで知り合ったOさんのお店でした。

「旨いぞ」と言われていただいたのが「長寿金亀 赤」。
飲んでみると、濃醇旨口で個性があって旨い!
すぐに通販で買おうとしたら売り切れで手に入らず…。
都心の地酒専門店でも見かけず…。

そんな「長寿金亀の会」ですから、ひと際、楽しみにしていました。
当日は、精米歩合40%から100%まで、10%刻みで精米歩合の異なる「長寿金亀」がずらり勢ぞろい。
何とも贅沢かつ楽しい飲み比べです。
お料理も、濃醇なお酒にマッチする中華料理で、箸が進みます(笑)。

会が終わり、今日こそ「長寿金亀 赤」をゲットできる!と思っていたら、何と、速攻で売り切れたという情報が…(涙)。
代わりに「藍40」と「白80」を買って帰りました。
もちろん、どちらも旨かったのですが、次こそ「赤」を買いたいですね(笑)。

【酒造概要】

社名:株式会社岡村本家
所在地:〒529-1165 滋賀県犬上郡豊郷町吉田100番地
TEL. 0749-35-2538

「和酒ラボ」は、「事業投資ラボ」の分科会の1つです。
2016年1月より、定期的に講演会等を開催し継続してきた「事業投資ラボ(旧:スモールM&A研究会)」。
事業投資の事例、ノウハウ共有を目的に、「和酒ラボ」のほか、「M&A」「社長のしくじり」「健康資産」「宇宙ビジネス」など、「事業投資を自ら実践する方々」を対象とした、より実践的で役に立つ、楽しくディープな会を催し、情報発信を続けてまいります。
「事業投資ラボ」に関するお問い合わせ先:つながりバンク

今西由紀
サケ・ラバーズ株式会社 代表取締役
サケ・コミュニケーション株式会社 代表取締役

投稿者プロフィール
神奈川大学短期大学部卒業。日本電気入社。約25年勤務し、2018年に独立して「サケ・ラバーズ株式会社」を設立。2年後には日本国内向けの日本酒販売・企画を行い「サケ・コミュニケーション株式会社」を立ち上げる。
現在は日本酒を世界と日本国内双方向で販売し、さまざまな取組みによって広め、全国の酒蔵を支援する活動を行っている。 インバウンド観光、海外向け観光PR、酒蔵支援事業、日本酒の輸出事業を展開中。

酒井湧介
唎酒師/日本酒ライター/日本酒教室講師

投稿者プロフィール
中央大学法学部卒業。 単に美味しいだけでなく、日本の歴史や日本人の生活に深く絡んでいる「日本酒」に感動して以来、本業の傍ら、日本酒の普及活動、酒蔵の支援活動に力を注ぐ。 日本酒の絡む食品の企画、飲食店への助言のほか、自ら日本酒教室を運営する。過去には酒蔵の顧問を務めた経験もある。

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