中小企業の活発なPRが経済を活性化、より良い社会へ!

この記事を読むのにかかる時間: 8

PRを行ったある中小企業の奇跡!

――さて、その後さまざまな中小企業、小規模事業主のPR支援をされていますが、みなさんすごい効果を体験していらっしゃるそうですね!ぜひ、実例をご紹介ください。

乙坂氏――ある葬儀屋さんの話なんですが、その葬儀屋さんはPRを初めて知った頃は働く人手も足りず、その後の展開にも困っている状態でした。
ですが、葬儀屋としては珍しく遺体修復という、社会的にも必要とされるサービスを行っている企業さんです。
私は、この企業の担当に、PRのプレゼン方法を教えました。

すると、すぐにNHKから取材依頼が入ったんですね。
その取材を皮切りに、多くのメディアから取材が殺到し、ついには海外からも取材依頼が入るほどでした。
このPRをきっかけに、お客様が殺到してビジネス拡大できたばかりか、取り組みに共感した若者たちが求人を行わずとも問い合わせをくれて、雇用の問題も解消されたとお喜びの声を寄せてくれました!

「ネタ」を求めるメディアに、情報提供する

ーーそんなことが実際に起きるのですね!取材してもらうための秘訣があるのですか?

乙坂氏ーー驚かれると思いますが、規模はもう少し小さくなりますが、他の小規模事業会社もさまざまなメディアから取材を受けています。
実は、メディア側もネタを探しているんです。
私たちは経験のなかで、今注目され報道されている話題が、何か月後にどんな風に他の話題に展開するか分かっていることもあります。

また、1つの話題だけで取材する側にインパクトを与えられないなら、他の話題、例えば季節と掛け合わせるなどのテクニックも持ち合わせています。
企業のPR内容と合うメディア選びも大切ですね。
例えば、テレビだけでみても、BSやCSあわせて500局あります。
どういったメディアが何を発信したいのか?というところまで考えて、PR施策を練っていきます。

ーー素晴らしいです!それは、PRについてしっかり勉強しなければ実践できないことですね。ところで、乙坂さんの活動から、社会に対する貢献への思いを強く感じます。メディアも社会的意義のある会社をより取材したいと考えるのでしょうか?

乙坂氏――社会的意義のある活動は確かにメディアに取り上げられやすいですが、基本的には、企業規模に関わらずどの企業も同じように社会に貢献できることがあり、そこをPRしていくことが大切だと考えます。
中小企業や小規模事業主には、資金力の問題もあるかと思いますが、中小企業支援対策として政府が資金を提供しています。
この資金を活用し、小規模事業主がPRを活発に行えば、日本経済は大きく活性化すると確信しています。

――なるほど!中小企業、小規模事業主の皆さまにとっても心強いメッセージとなります。

乙坂氏――PR会社はしばしば情報を独占し、クライアントに知識やノウハウを残さない傾向があります。
私たちはその逆を行っていて、中小企業にPRに関する知識を広め、技術を教え、自らその取り組みを広められるように自立してほしいと思っています。
PRはただの宣伝ツールではなく、社会的意義を持つ活動を支援し、広めるための強力な手段なんです。
私たちはPRを通じて、より良い社会を実現するための一歩を踏み出すことができるんです!

――それは素晴らしい取り組みです。乙坂さんの活動から、一人ひとりが社会に影響を与えうる力を持っていることが伝わってきます。

PRを通じてビジネスや活動を推進する

――乙坂さんが目指す、自分でPRを行う小規模事業主たちのビジョンとは具体的にどのようなものですか?

乙坂氏――私たちは、ビジネスをこれから強化して世に押し上げていきたい!と思っている中小企業、小規模事業主に焦点を当てています。
PRを通じて自分のビジネスや活動を自ら推進できる人々を増やすことが、私たちの目標です。
PRを人にゆだねず自ら実践することでビジネスの可能性が広がります。
そして、自分のビジネスが活性化することで、自然とPRのチャンスも増えていきます。

ノウハウを伝え、支援コミュニティを作る

――それは非常にポジティブな循環を生み出すアプローチですね。さらに、PRの「100人のプロジェクト」を進めていくと伺いましたが、どういった内容ですか?

乙坂氏――主に小規模事業主や個人事業主を対象に、PRの知識とスキルを共有し、互いに支援しあうコミュニティを作るという目標を持っています!
それがPRを実践する人を「100人にするプロジェクト」です。このコミュニティは、自分たちのビジネスのメディアへの露出だけでなく、ビジネスの拡大にも繋がると思っています。

そのためにコワーキングスペースやセミナーでの活動も予定しており、請われればどこにでも伺い、ご指導させていただこうと思っています。
特に女性起業家や主婦などビジネスを始めたいと考えている人たちに、PRの重要性と方法を伝えることで、彼らのビジネスが一歩前進する手助けをしたいと考えています。


――PRのノウハウを広めることによる大きな目標は何ですか?

乙坂氏――PRは、SNSのように日々の継続的な努力が必要なわけではありません。
適切なタイミングで、適切なメディアに情報を提供することで、大きな反響を得ることができます。
私たちの最終目標は、PRを通じて社会にポジティブな影響を与え、より多くの人々が自分の声を大きくする手助けをすることです。
これにより、小規模事業主や非営利団体がより広い社会に認知され、支援を受けやすくなります。

PRを「当たり前」に、小規模事業者を元気に

――今後の展望について教えてください。

乙坂氏――今後5年、10年という長いスパンで見て、私たちは小規模事業主が自立し、自分たちのビジネスや活動をPRできる社会を築くことを目指しています。
その過程で、多くの人々が自分の夢や目標に向かって一歩を踏み出すことができればと思います。
10年後には、企業の規模に関わらず「PRが当たり前の世界」になるといいですね!
小規模事業主が元気に活動し、メディアが良質な情報を求める健全な関係が築かれる未来を期待しています。

――メディアとの関係、AIの進化がもたらすメディアの未来についてはどうお考えですか。

乙坂氏――メディアとは友達のような関係を築きたいですね。
個人的な関係から生まれる情報提供は、お互いにとって価値があるものです。
AIはメディア業界にも大きな変化をもたらすでしょう。
ただ、本質的な部分である、人の温かみやストーリーを伝える力はAIにはないものです。
そのバランスを大切にしていきたいですね。

――中小企業、小規模事業主へのメッセージをお願いします。
乙坂氏――PRは皆さんの強力な味方です。
少しの勇気を持って、新しい挑戦をしてみてください。
その一歩をサポートするために、定期的に無料セミナーも開催していますので、ぜひオンライン参加してみてください!

――ありがとうございました。乙坂さんの今後の活動から目が離せません。多くの小規模事業主がPRの力を知り、活用していくことで、日本全国、そして世界がより豊かに、活気に満ちた場所になっていくことを期待しています。

1 2

乙坂章子
合同会社MCピーアール 代表

投稿者プロフィール
女子大生ブームを巻き起こしたフジテレビ深夜番組「オールナイトフジ」でアイドル活動を行い、情報番組黎明期の日本テレビ「ザ・ワイド」ではリポーターとして活躍。
その後、SHOP CHANNEL で松下電工のホームエステ「ナノスチーマー」を1日で1億円売り上げるという驚異的な実績を達成。
波乱万丈の人生経験を活かし、2020年にMCピーアールを起業。女性目線と豊富な経験で、企業のPRを多角的にサポート。テレビ、雑誌、Webなど、幅広いメディアでの実績を持ち、企業の課題解決に貢献している。
常に学び続けるPRのスペシャリストとして、日々研鑽を積み、PRの奥深さを堪能しながら、企業の成長を支える。

関連記事

ピックアップ記事

  1. 「PR」と聞くと、企業がテレビやラジオなどのメディアで流すイメージCMや、商品やイベントなどを情報発…
  2. 決算は、株主、投資家、金融機関など、外部のステイクホルダーに会社の財政状態・経営成績を伝達する役割を…
  3. ブラウザで作れる履歴書・職務経歴書「Yagish」ヤギッシュで人気の(株)Yagishが、企業の採用…

編集部おすすめ記事

年別アーカイブ

ページ上部へ戻る