税理士も知らない!経営者のためのマル秘クレカ活用術(後編)
- 2021/11/26
- 経営全般

「社長&ドクターのためのクレカ活用術」の著者、追い風ソリューション株式会社 代表取締役 熱海(あつみ)恭平氏は、様々なクレジットカードを保有し、その還元率の高さと活用方法ごとの多様なメリットを多くの経営者に伝授していらっしゃいます。
熱海氏の勉強会の模様から、前編では、実際、クレジットカードが高還元ツールであるとはどのようなことかについて詳しくご説明いただきました。
後編となる本編では、クレジットカードの意外な活用法を教えていただきます。
経営者の方々、目からウロコの情報満載ですので、必見です。
目次
納税こそクレジットカードで!
経営者のみなさまに是非知ってもらいたいクレジットカード活用方法の一つ、それが納税です。義務である納税もクレジットカードを活用することで、ポイントが付与されるのです。
税金は国税であれば問題なくクレジットカード支払いができます。法人税のみならず、高額になることも多い相続税や贈与税まで支払えるのは驚きでしょう。
決済手数料はかかりますが、納税額の0.84%だけで、しかも支払手数料は損金になります。
前編でお伝えしたように、マイル交換して国際線ビジネスクラスに乗った場合の還元率は8%ですから、その1/10の手数料を支払うのみになり、納税をクレジットカードで行うメリットは十分あるのではないでしょうか。
また、市民税、県民税、法人住民税などの国税以外の税金についても、クレジットカード納税に対応している自治体があります。
ただし、自治体によって対応に差があり手数料も異なりますので、一度調べてみることをお勧めします。
納税1回の上限は1,000万円?
税金をクレカ払いできることは分かったけれど、さすがに上限ありますよね?と質問を受けます。税理士さんからの指導によると、上限1000万円だとおっしゃるのです。
確かに、支払いできる上限は1000万円なのですが、それは1回あたりの上限。つまり、納税額が2000万円であれば、サイトに2度利用者情報を打ち込み2回に分けて支払えばいいのです。
ちなみに、私は5億円の相続税支払いをアドバイスしたことがあります。
実証済みですから安心してください。
ふるさと納税はさらに高還元
冒頭にお話しした37.5%還元率に関連して、ふるさと納税をクレジットカードを使って行うという方法もご紹介します。
クレジットカードでふるさと納税をすることができるサイトはいくつかありますが、「ANAのふるさと納税」では、寄付金額100円につき1マイルプレゼントという特典が付きます。
私は納税額の1.5%が溜まるカードを使用しているので、1マイル+1.5マイルで、先ほどのファーストクラスに搭乗前提とすると、37.5%還元ということになるのです。
納税先により返礼品もある上に、高還元のポイントも付きますから、納税が楽しみなったとおっしゃる方もいらっしゃいます!
そのほかの活用法
会計ソフト連携で経理DXにも対応
さらに、法人クレカ払いは経理のDXにも一役担います。
クラウド会計との連携ができ、支払い内容をそのまま会計に反映させることができるからです。
社員にもカードを持ってもらえば、日々の経費も自動精算でき、経理にかかる事務の手間を削減できます。
社員の満足度を上げるカード活用法
最後に、クレカ払いで溜まったポイントを福利厚生に役立てる方法をお届けします。
JALやANAでは、ポイントの第三者への譲渡はできませんが、英国航空やユナイテッド航空を経由して、社員などの第三者にプレゼントすることは可能です。
これをうまく使うと、たとえば社内の忘年会やゴルフコンペ時の景品として、社員の家族分の旅行チケットをプレゼントすることもできるわけです。
社員のテンションも満足度も上がる福利厚生になり、しかも、経費はまったく掛かりません。
以上が、経営者のためのマル秘クレジットカード活用法です。
私は、経営者の方々に具体的にどのような法人カード、個人カードを持つのがいいのか、その方々のニーズに寄り添うカード選びについてもお伝えさせていただいています。興味を持ってくださる方には、またの機会に詳しくお話できればと思います。
今日からクレジットカードを活用して、経営に彩りを添えていただければと思っています!
資料はすべて熱海氏から提供されたものです。
本稿「税理士も知らない!経営者のためのマル秘クレカ活用術」の前編はこちら