春の和酒ラボ~千徳酒造の春酒を楽しむ会

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日本全国から酒造経営者を招き、酒蔵に投資・経営支援できるスペシャリストたちが集う「和酒ラボ」。日本酒ファンが心待ちの新酒の季節でもある春のイベントは、宮崎県『千徳酒造』の代表で杜氏でもある門田賢士氏をお招きし、蔵元厳選の日本酒を振舞ってくださいました。今回は、和酒ラボ会長の今西由紀さんが新規オープンされた『Sake Bar Tsukiji』が会場です。

『千徳酒造』の日本酒で春を楽しもう

開催日時:4月9日(水)18:30~
参加者 20名
千徳酒造3代目蔵元:代表取締役・杜氏 門田 賢士

『千徳酒造』公式サイトはこちら

イベントの開催を通じて全国の酒造を応援する「和酒ラボ」。
2025年桜散る春真っ盛りのイベントは、宮崎県『千徳酒造』の日本酒を味わう企画。参加者のみなさんは、蔵出し酒と春の寿司を堪能しながら楽しく交流を深めることができました。
会場は、新規オープンした『Sake Bar Tsukiji』(築地)です。

千徳酒造代表 門田氏談

参加された皆さんに、一つずつ丁寧にお酒の説明をしてくださる門田氏(左)

宮崎県北部に位置する延岡市にて、明治36年創業の『千徳酒造株式会社』は、焼酎の生産量が多い宮崎県内で唯一の日本酒だけを仕込む蔵です。
宮崎の日本酒文化を守り続けることを使命と感じ、杜氏、蔵人が一丸となって創意工夫を重ねています。

高千穂を水源とする五ヶ瀬川の伏流水と高千穂産米を磨き上げた地酒「千徳」が代表銘柄。
「千徳」の名の由来には、このお酒を飲む人に「千の徳がありますように」との願いが込められています。

2002年より丹波杜氏からバトンを受けて杜氏に就任し、全国新酒鑑評会では金賞6回、入賞5回、熊本国税局鑑評会では、優等賞を13回受賞しました。
2019年度全米日本酒歓評会では金賞を受賞することができ、継続して高い品質を保とうと蔵のみなが一丸となって精進してきたことが評価され、大変うれしく思っています。
今後も、「旨い」と言っていただける日本酒を南国宮崎からお届けできるように、心を込めて酒造りをしていきます。

乾杯酒は、『大吟醸 千徳』熊本国税局酒類鑑評会では、17年連続で優等賞を受賞
フルーティで芳醇な香りが食欲をそそります。アルコール度数17度とは思えないすっきりとした淡麗な味わいです。

「大吟醸 千徳」は、私が杜氏2年目に初めて賞をいただいたお酒で、その時の喜びも責任の重さも忘れることはできません。
本日は、この「大吟醸 千徳」で乾杯したいと思います。
宮崎産の日本酒造りにこだわった20種類以上の日本酒の中から厳選した12種をご用意しました。

千徳酒造が提供してくださった12種類の日本酒ラインアップ

編集部後記

和酒ラボ 会長:今西由紀さん

「千徳酒造」門田社長をお迎えしての和酒ラボにご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
門田社長の貴重なお話と、宮崎の風土を感じる美味しい日本酒12種類を皆さまと一緒に楽しみました。
ご参加いただいた皆さまのおかげで、温かく和やかな雰囲気の中、千徳酒造の魅力をじっくり味わうことができました。

純米大吟醸『夢の中まで』2024年全米日本酒鑑評会で金賞を受賞
米と米麹だけで醸した、口当たりのさわやかなお酒。冷やでも、ぬる燗でも美味しくいただけます。

豊洲仕入れのお寿司との相性も抜群でしたね。
今後とも宮崎県唯一の酒蔵、千徳酒造を守り盛り上げていきたいと考えていますので、応援していきましょう!!

今回の会場となった「SAKE BAR TSUKIJI」は、4月12日にオープンすることができました!
外国人をメインターゲットにしていますが、軽く一杯飲みたいときに誰でも気軽に立ち寄れるバーですので、日本の方にもお越しいただけたら幸いです。
ぜひみなさまで拡散していただきますようお願いいたします。

↓インスタグラムフォローもぜひ!↓
https://www.instagram.com/sake_bar_tsukiji?igsh=ZXltMGNtdjRzejZm

和酒ラボ 事務局長:酒井湧介さん

今回は、宮崎県から、唯一の清酒専門蔵である千徳酒造にお越しいただきました。
絶景で有名な高千穂峡を流れる五ヶ瀬川の伏流水を用い、宮崎県産米にこだわる酒造り。
都内ではなかなか置いていない「千徳」のお酒、12種類が飲み放題でした。

定番の純米酒は味わい深く、宮崎ならではの柑橘「へべす」を使った『へべすのお酒』はすっきりと飲みやすく、どのお酒も味わいが異なり、全て旨かったです!

宮崎県日向産の柑橘「へべす」を原酒に合わせた『へべすのお酒』
フルーティでさわやかな酸味が感じられる飲み口の良いお酒。ビタミンCやクエン酸が豊富で、疲労回復を助けます。ロックでも炭酸でもOK!

食事はマグロ専門店から買い付けたマグロの握りを含む豪華なお寿司。
お寿司が日本酒に合わないわけはなく、至福の時を過ごせました。
宮崎県は焼酎が強い文化ですが、そんな逆境も何のその、千徳酒造の「旨い日本酒を醸すぞ!」という気概を感じられる会となりました。

【酒造概要】
社名:千徳酒造株式会社
所在地:〒882-0841 宮崎県延岡市大瀬町2-1-8
TEL. 0982-32-2024

「和酒ラボ」は、「事業投資ラボ」の分科会の1つです。
2016年1月より、定期的に講演会等を開催し継続してきた「事業投資ラボ(旧:スモールM&A研究会)」。
事業投資の事例、ノウハウ共有を目的に、「和酒ラボ」のほか、「M&A」「社長のしくじり」「健康資産」「宇宙ビジネス」など、「事業投資を自ら実践する方々」を対象とした、より実践的で役に立つ、楽しくディープな会を催し、情報発信を続けてまいります。
「事業投資ラボ」に関するお問い合わせ先:つながりバンク

酒井湧介
唎酒師/日本酒ライター/日本酒教室講師

投稿者プロフィール
中央大学法学部卒業。 単に美味しいだけでなく、日本の歴史や日本人の生活に深く絡んでいる「日本酒」に感動して以来、本業の傍ら、日本酒の普及活動、酒蔵の支援活動に力を注ぐ。 日本酒の絡む食品の企画、飲食店への助言のほか、自ら日本酒教室を運営する。過去には酒蔵の顧問を務めた経験もある。

今西由紀
サケ・ラバーズ株式会社 代表取締役
サケ・コミュニケーション株式会社 代表取締役

投稿者プロフィール
神奈川大学短期大学部卒業。日本電気入社。約25年勤務し、2018年に独立して「サケ・ラバーズ株式会社」を設立。2年後には日本国内向けの日本酒販売・企画を行い「サケ・コミュニケーション株式会社」を立ち上げる。
現在は日本酒を世界と日本国内双方向で販売し、さまざまな取組みによって広め、全国の酒蔵を支援する活動を行っている。 インバウンド観光、海外向け観光PR、酒蔵支援事業、日本酒の輸出事業を展開中。

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