社長の最重要資産は何か?本質的な価値に迫る
- 2023/6/6
- 経営全般
「会社」の資産は、現預金・土地・建物・従業員・知的資産などです。では、「社長」個人にとって最も大事な資産とは何でしょうか。お金・権力・名誉・社員・家族等・・・社長の価値観によりそれぞれでしょうが、普遍的な真理があるのではないかという気がしています。これまで数千名の社長と会ってきた、私なりの主観で答えを探してみます。
社長にも耐用年数がある
会社はうまく承継すれば、100年、200年と存続させることができます。
一方、社長は寿命が定められた人間であり、必ず終わりが来ます。
日本人男性の「平均寿命」は81才、支援や介護を必要としない「健康寿命」は72才です。
この事実を忘れている方が多い。
社長に残された「時間」はそれほど多くはないのが現実であり、個々に違いはありますが、どんなに敏腕な経営者も耐用年数がある存在なのです。
まず、ここを前提に話を展開します。
死ぬ前に後悔すること
人は死ぬ間際に何を後悔するのか―。
このテーマは、本質的に大事なことであると推測されます。
多くの論文や書物で論じられており、いくつかピックアップしてみました。
・金銭的な成功を求めすぎた
・家族や友人と過ごす時間が少なかった
・もっと色んなことに挑戦すればよかった
・他人や他社と比較しすぎた
・健康や身体のケアを大事にすればよかった
・時間をもっと大切にすればよかった
・趣味や旅行をもっと経験したかった
・会いたい人に逢いに行けばよかった・・・等
「精神的満足」「家族・友人」「時間」「健康」「体験」等のキーワードが見えてきました。
▶有限な経営者人生を後悔しないためには何が必要なのか。次のページで、その本質となる「社長にとっての最重要資産」の具体性についてお届けします!