一人ひとりに合わせた育成方針を!「自分で考えられる」人材を創ろう
- 2022/7/19
- コラム
組織コンサルタントとして多くの実績を誇るチームエル。経営理念をベースにした組織づくりを提唱する代表の堀越さんは、今回、一人ひとりが「自分で考えて行動すること」の重要性を説かれていますが、その考えをチームはどのように実践されているのか。IMC事業部取締役の岩根さんとチーフコンサルタントの矢澤さんが、具体的な人材育成方法について解説してくださいます。個々の人生を豊かにする組織づくりとは?人材育成の参考にどうぞ!
目次
組織づくりの理想と現実
「うちの社員は言われたことしかやらないんだよねー」
経営者とお話ししていてよく出るテーマ(愚痴?笑)です。
自社の社員が、指示待ちではなく、何事も自分で考えて、どんどん自発的に動き、そして成果を出してくれる。あるいはお客様に喜んでいただける。
社長が方針さえ出せば、それを実現すべく会社全体が動き始める。
社員それぞれが自分で考えて自分で行動する「自考・自行型組織」
やはり、そんな組織を作っていきたいですよね。
「自分で考えさせる」育成ができているか
しかし、人材育成の現場ではそれとは真逆のことが起こっています。
何のためにやるのかという目的を伝えずに
「とりあえず忙しいからこれやっといて」と指示だけ出す。
指示を出した本人も目的が分かっていないので
「社長からの指示だからとりあえずやっといて」との説得力のなさ。
こんなことが繰り返されると、自分で考える力は全く養われないどころか、元から持っている考える力をも低下させてしまいます。
では、自分で考え行動できる人材を育成するためには、どうすればよいか。
例えば、「お客様が来店したときに『嬉しい!』と思ってもらえるようなサービスをしたいんだけど、どんな方法があるか一緒に考えてくれないかな」と、業務の目的を具体的に伝えてその達成のための手段を一緒に「考える」といった指導が必要です。
そうした育成方法の実際を、これからご紹介したいと思います。
▶次のページでは、チームエルが実践する「自分で考えられる」人材の育て方についてお届けします!