エグゼクティブリゾートワーケーションがコストを削減(後編)

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株式会社インフォランス 代表取締役の佐々木雅士さんに企業経営のあり方や経営者の思い込みによる弊害、そして経営者がエグゼクティブリゾートワーカーになるべき理由ついて語っていただいた連載の最終回。
前編「経営者のためのワーケーション “エグゼクティブリゾートワーカー”」、中編「エグゼクティブリゾートワーカーとなって経営手腕を発揮しよう」に続き、後編では、インタビューの本丸、エグゼクティブリゾートワーカーを実践され経営者に推進される佐々木さんが、そのメリットと仕組みづくりについてお話くださっています。

仮想通貨や海外不動産投資に精通し、経営戦略アドバイザーとしてご活躍の中島宏明さんによるインタビューでお届けします。

初代エグゼクティブリゾートワーカーとしての経験知

中島氏――リゾートワークを通じて飛行機マイレージやホテルポイントを駆使し最大活用することは、佐々木さんの真骨頂ですね。佐々木さんほど詳しく、かつ実践している人を見たことがありません。これまで、どれくらいフライトしているのですか?

佐々木氏――初代エグゼクティブリゾートワーカーを名乗るために、自分の過去の実績を調べてみました。
私は、約11年間で世界243都市を訪問しており、11年の37.4%の期間はどこかしらに出張していることがわかりました。

中島氏――すごい(笑)。雲の上がベッドみたいですね。

佐々木氏の資料を元にZ-EN編集部が作成

マイレージ超えのホテルポイントを活用

佐々木氏――うまく伝わるかどうかわからないですが、マイレージ活用を極めると、通常使いをしているクレジットカードからお金が生まれる感覚になります。
まさに錬金術のような感覚です。
「フライトしていないと損」とさえ感じるくらいです…。

「クレジットカードのポイントをマイレージに替えるとお得」というのは多くの人がご存知だと思いますが、ホテルポイント活用の方がさらにお得です。
クレジットカード100円の決済で1ポイント=1マイルが貯まり、そのマイルをビジネスクラスで使うと1ポイントが6~8円の価値になり、ファーストクラスなら16円の価値になります。
クレジットカードで100円使うと16円が戻ってくる感覚ですね。
日常貯まるクレジットカードポイントをマイレージに替えると最大16倍の価値になるのです。

さらに答えだけを伝えますが、ホテル系クレジットカードでホテルポイントを貯めて、それをマイレージに替えてファーストクラスのエアチケットに換えると1ポイントが最大75倍に化けるんです。
クレジットカードで100円使うと75円が戻ってくるんです。

出張旅費規程は安定運用こそが要

中島氏――それはすごいですね。佐々木さんは、さらに出張旅費規程を活用しているのがまたすごいですよね。

佐々木氏――上手な質問ありがとうございます。

役員出張旅費規程を戦略的に策定し安定した運用を行うと、社内で旅費精算するために手間になっていた領収書の精算業務は不要にできます。
旅費の実費精算の手間をなくすことができるんです。
そうすることで、飛行機を格安チケットで取ろうが、マイルで取ろうが、会社からは正規料金の飛行機代をもらえるようにできるのです。

出張旅費規程の作成マニュアルは、ネット上にたくさんありますが、実は作成よりも重要なのは旅費規程の運用の部分です。
今まで企業に旅費規程の導入を推進してきましたが、「規程運用で決めた新しいルール通りに社内が動かない」「社長が旅費申請をし忘れる」「社長が出張報告書を作り忘れる」など、実際には安定した運用が継続できないケースがほとんどでした。
そこで、弊社で安定運用ができるクラウドシステムを作り、システムを活用した旅費規程運用のアウトソース請負サービス提供を始めたのです。

エグゼクティブリゾートワーカーを支援する仕組み

中島氏――さすが、探究者ですね(笑)。

佐々木氏――「e-旅費くん」とネーミングした弊社の旅費規程運用システムを多くの企業に導入してもらっています。
社長がリゾートワークを実現できて、なおかつ会社と社長の両方の節税にもなる仕組みを構築できる最強のツールだと自負しています。

「e-旅費くん」は、出張者がLINEを使って音声やテキストで簡単に報告するだけで、旅費申請書と出張報告書のPDFが自動で出来上がってくる仕組みです。
それらの申請書完成と同時に、飛行機代の正規料金の見積もり画像も自動的に計算されて旅費申請書と紐づけされてクラウドに自動保存されます。
旅費申請業務のために社内のリソースを一切使わなくても、旅費規程を安定して運用していくことができるようになり、出張者である社長の業務負担も軽減されます。

中島氏――すばらしいですね。出張者がLINEで報告するだけだと、待ち時間や移動中に完了できますから時短にもなりますね。インフォランスではビッグデータが取れるので、今後の活用の幅が広がりそうですね。

佐々木氏――このシステムは、OEMで会計事務所にも提供しています。
たとえば、「e-旅費くん」を導入している会計事務所のなかには、顧客にメリットを提供することで、最低月額顧問料を25万円にしているという強者もいらっしゃいます。
弊社では自発的な販売活動をあまり積極的にしていませんが、既存客からのご紹介でシステムの導入が拡大しており、とても好評をいただいています。

中島氏――佐々木さんのようなワークスタイルを実践したい経営者の方は多いでしょうね。ホテルのプールサイドでも、南国のリゾート地でも仕事ができる時代ですから、経営者の方ほど率先してやってほしいですよね。

佐々木氏――エグゼクティブリゾートワーカーというスタイルを、どんどん広めていきたいですね。
もともと日本人の基礎能力は高いわけですから、会社をチームとして捉えて、効率化できること、可視化できること、アウトソーシングできることに振り分けて整理していけば、経営者はさらにやるべきことに集中できるようになって、もっと高い能力を発揮できると思います。

エグゼクティブリゾートワークの実現に必要な社内体制を構築するために、あらゆる面でサポートできるようにしています。
日本の将来を憂うニュースは多いですが、明るい未来を切り拓けるようにサポートしていきたいです。

インタビューの全容は、
前編「経営者のためのワーケーション “エグゼクティブリゾートワーカー”
中編「エグゼクティブリゾートワーカーとなって経営手腕を発揮しよう」でご覧いただけます。

出典:マイナビニュース「エグゼクティブリゾートワーカーはワーケーションを極める(後編)」
この記事は著者に一部加筆修正の了承を得た上で掲載しております。

佐々木雅士
インフォランス 代表取締役

投稿者プロフィール
エグゼクティブリゾートワーカー、経営者のためのワーケーション評論家
大学卒業後、金融機関を経て2000年に起業。国内外で9つの会社を展開している。
世界を移動しながら会社経営をする、エグゼクティブリゾートワーカーとして知られる。
会社経営にマイレージとホテルポイントを絡めた研究を10年以上続けている探究者

中島 宏明

投稿者プロフィール
1986年、埼玉県生まれ。2012年より、大手人材会社のアウトソーシングプロジェクトに参加。プロジェクトが軌道に乗ったことから2014年に独立。一時インドネシア・バリ島へ移住し、その前後から暗号資産投資、不動産投資、事業投資を始める。現在は、複数の企業で経営戦略チームの一員を務めるほか、バリ島ではアパート開発と運営を行っている。

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