フランチャイズ展開に勝機あり!AI活用のフィットネスで健康増進へ

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世界規模でビジネス環境が大きく変化している今、複数の加盟店オーナーが力を合わせてビジネス展開できるフランチャイズ(以下、FC)のシステムこそ、発展性があると語る株式会社FURDIファディー 代表取締役の浅野忍土あさのしのただ氏は、著書『事業を最速でスケールさせるフランチャイズの始め方』でFC事業の手法や経営力強化について解説しています。
浅野氏は、ドイツ生まれのAI活用型フィットネスマシーンの日本独占展開権を持ち、フィットネス業界のDX化による新分野構築にチャレンジされています。その先のビジョンに向けて、IPOも視野にいれながらスピーディーにFC展開をされる浅野氏に、大胆にFCを展開し、確実に成長を続けるための秘訣について伺いました。

進化するFCビジネス手法を伝授

Z-EN――著書『事業を最速でスケールさせるフランチャイズの始め方』の出版、おめでとうございます。FC分野で、さまざまなご経験を持つ浅野さんが、このタイミングで本を書かれた理由は何でしょうか。

浅野忍土氏(以下、浅野氏)――経済環境が大きく変化するなか、経営者は常に「次の一手を打つべきか」という選択に迫られ、事業はよりスピーディーな展開が求められています。
私はこれまで中小企業の新規事業としてFC本部を紹介し、1,000店舗以上の展開を支援してきました。
中小企業の新規事業としてFCは選択のひとつとして認知されていますが、当然ながら全てが成功する訳ではありません。
失敗しないFC本部選び、その活用方法について、是非知ってもらいたいと考えたからです。

――どのような方を読者対象にされていますか。

浅野氏――FCへの加盟を考えている方、加盟しているオーナー、いずれは本部をつくる側に回りたい方を対象にしています。
さらに、その本部を株式公開、もしくは事業売却できる可能性についてまで解説しています。
事業を短期間で成長させるにはFCの仕組みはとても有効な手段であり、その可能性について踏み込んでみました。

『事業を最速でスケールさせるフランチャイズの始め方』
浅野忍土著(合同出版)

加盟店オーナー結集力による最強のビジネスモデル

――まさに「FCのゆりかごから墓場まで」ということですね。著書のなかでFCは「集合天才型ビジネスモデル」と表現されていたのが印象的です。どのような意味でしょうか。

浅野氏――FCビジネスでは、さまざまな価値観や考え方を持つオーナーが同じ事業に取り組みます。
コロナ禍においても、業態転換や勇気ある撤退などで乗り切ったオーナーがたくさんいました。
一つの事業を多様な価値観の経営者が取り組むことで、新たなノウハウが生まれ大きく発展することになります。
FCビジネスは時代とともに、オーナーと本部が協力し、その形態を変化させてきました。
ウィズコロナ、そしてアフターコロナの変化が加速する時代に、多くのオーナーが知恵を持ち寄り力を合わせることで、困難を乗り越えることができる集合天才型ビジネスモデル、それがFCではないかと私は考えます。

――なるほど!それでは、加盟店として、FCの選び方について気をつけるべきことは何でしょうか。

浅野氏――私自身が、介護事業所の加盟店オーナーを経験したことがあります。
その時に感じたのは、「収益だけを目標にすべきではない」ということです。

スタッフが不足する場合には自ら介護現場に入ることもありました。
現場の労働環境は過酷です。
その時に、なぜ事業に取り組んでいるのか、収益以外の目的を明確にしておかなければ、困難な中で事業を継続することはできません。

それ以外にも、本部経営者の理念や、どのステージにある本部を選ぶのがよいのかなど、FC選びのポイントはいくつかあります。
詳細は本に書いてあるので、是非お買い求めください(笑)。

ドイツ発!AIマシーン活用のフィットネス

――満を持してのFC本部参入といった印象ですが、きっかけは何でしょうか。

浅野氏――FC本部支援では、私自身がある程度業界でも知られる存在となりました。
そのような中、ドイツでAIを活用したフィットネスマシーンを展開する会社の副社長から、日本展開についてアドバイスを求められたのがきっかけです。
2018年のことでした。
ドイツではそのAIマシーンを使ったフィットネスクラブがFC展開し、ドイツを中心に欧州7カ国で550店舗、利用者は実に20万人もいるというのです。

「FÜRDI」HPより

――その後、どのような行動をとったのですか。

浅野氏――すぐにドイツに飛び、2週間ほど現地に滞在し、店舗視察しました。
この業界は、FC本部支援を通じてある程度の知見がありましたが、この次世代型のモデルは支持されると判断しました。
事業展開の相談を受ける立場にいる私が、いつの間にか、日本を中心としたアジアでの展開の権利を取得する立場になっていたのです。

事業支援者から投資者へ転換 第二創業のスタート

――さすがの判断と行動力です。コンサルティングする立場から、事業者への転換ですね。

浅野氏――そうです。結局、私が展開の独占権を取得し、日本においてこのAIマシーンを活用した事業を展開することにしたのです。
FC本部支援の立場から、自らがFC本部を展開し第二の創業へとシフトしました。

それが、女性専用AIパーソナルトレーニングジム「FÜRDIファディー」の誕生です。
2019年から本格展開したものの、コロナなどの大きな困難にも直面し苦戦しましたが、着実に成長しています。
2022年10月時点で、物件確定のオープン待ちを入れると約60店舗、加盟店契約数は100を超えました。

▶FC展開の多様な経験と、最速でスケールアップできるノウハウを持ち、ドイツで将来性が大きい商材に出会った浅野さん。FC展開を支援する立場から自らが事業を進めるポジションに立ち位置を変えた後、さらに多様な企業と連携していくことになります。さて、その見つめる未来とは!?

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浅野 忍土

投稿者プロフィール
株式会社FURDI 代表取締役。
立教大学経済学部を卒業後、中央三井信託銀行(現 三井住友信託)入行。
その後、FCコンサルティング会社のベンチャーリンクへ入社。
8年間、牛角、しゃぶしゃぶ温野菜、土間土間、銀のさら、タリーズ、カーブスなどのチェーン展開支援を主とした業務に従事。
結果、1,500店舗以上のチェーン展開に関与。
その後、独⽴し、FC展開支援事業を行うATカンパニー(株)を創業。
さらに2018年、女性専用AIフィットネス「ファディー」FC本部を設立し、自らFC本部を経営している。

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