プラスチック・ブロックで思考を可視化!対話と戦略を深めチーム強化も(後編)
- 2023/5/25
- インタビュー
目次
世界中で増え続けるファシリテーター
――コミュニケーションを深めるほか、学力向上にも有効なのですね!ところで、ファシリテーターも養成しているのですか。
蓮沼氏――はい、養成講座を各地で開いています。
これまでの約15年間でファシリテーターの数は世界で2万人、日本では870人になりました。
世の中へのプレゼンスを確立し、インパクトを与えられるよう2,000人くらいまで増やすための取り組みを先頭で突っ走ってやっていきます。
2022年10月にはラスムセンさんが会長を務めるマスタートレーナー協会のワークショップがデンマークで開催され、世界中のファシリテーターが集まりました。
世界中の実践事例のプレゼンテーションやラスムセン氏の講義もあり、大変刺激的な場となりました。
ファシリテーターは、経験を積むほどにセルフコンフィデンスもクリエイティブコンフィデンスも高まります。
私はこれまで1,200回くらい実践しており、その中で自分も成長していると感じています。
「聞く」経験を広め、違いを認めあえる場作りに貢献
――10年後に向けて、どのような展開をお考えですか。
蓮沼氏――3つの方向性を考えています。
1つ目は、M&Aを実施したばかりの会社に対してビジョンやアクションプランの作成をお手伝いしたい。
2つ目は、教育の中でのリーダーシップやチームのコミュニケーション作りを手掛けていきたいです。
教育現場では伝えること、話すことは重視されてきましたが、聞くことやチームとして話をまとめることができていないからです。
3つ目は、地域課題を解決するツールとしてLSPが活用されるよう、草の根で活躍するファシリテーターを多数育成し、住みやすい社会の実現に役立てればと考えています。
誰もが自分の意見を表明し、互いの違いを尊重し合える場が増えるように。
LSPを活用し、社会貢献していきたいと思っています。
――LSPが、会社組織、教育、地域社会のつながり作りにも活用されていくのですね!ますますのご活躍、とても楽しみにしています!
(写真はすべて蓮沼氏提供)
本編の前編はこちらから。