事業投資とは?① 金融・不動産投資と、何が違うのか?
- 2022/3/16
- 事業投資
企業の事業変革を支援するメディアZ-ENがお届けする事業投資のススメ。本シリーズのテーマは、「事業投資とは何か」です。
第1回目は、金融資産(株・債権)、不動産への投資との違いを明らかにし、事業投資とはいったいどんな投資なのかをわかりやすく解説します。
誰が、どんな目的で、どんなものに投資することが事業投資なのかが明らかになります。
実は誰もがやっている事業投資
事業投資は「社長」や「投資家」だけが行っている訳ではありません。
実は、日常的に皆さんがやっていることも事業投資に含まれます。
働く方であれば誰もが行っている経済的活動全般が事業投資なのです。
「会社員」はとても貴重な「時間」を「会社」に投資をして「給与」というリターンを得ています。
「クリエーター」は、「才能」という「資産」を「創作活動」に投資をして「名声」や「富」を得ています。
投資するものが「時間」「スキル」「経験」なのか「お金」なのかの違いだけです。
事業投資と金融投資の違い
事業投資と金融資産(株・債権)への投資とは何が違うのか?という疑問を多くの方がお持ちだと思います。
そこで、「自主的コントロールの可能性」と「リターンの不確実性」の視点からマッピングしてみました(下図参照)。
仮想通貨やデジタル資産を「金融」カテゴリーに入れていますが、これらに関しては、誰が運営しているのかといった情報や、プロジェクトの実現性などについての「目利きや」が必要なので、事業投資に近いとも言えます。
不動産についても、単に入居率80%のマンションを買うのであれば利回り5%という不動産投資での判断になりますが、空き物件を購入しリノベーションして特徴を持たせるような投資であれば、事業投資に近づいてきます。
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