スタートアップラボ vol.5~イノベーションを起こす新ビジネスモデルを支援!

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ECの救世主
パロニム株式会社

パロニム株式会社 代表取締役の小林道生氏

弊社は、ブランディングセッション、すべての場面を向上させるコミュニケーションコマースを提供しております。
Tig」というサービスを提供しており、動画やLIVE配信にTag付けができるSaaS型編集ソフトの開発と提供がメインの事業です。

After/with コロナ時代のタイパ意識

2040年までに圧倒的に伸びていくのはeコマース業界であると考えられ、3000兆円規模の市場になるだろうと予測されております。
そんなかで、アフターコロナ、ウィズコロナ時代を生き抜くためのKWの1つとして、「タイパ」という言葉をよく聞くようになり、私たちは、タイパへの意識とそれがもたらすショッピングスタイルの変化への課題に着目したサービスを開発しました。

例えば、時間に対する価値観が以前よりも飛躍的に高くなり、タイパへの意識が無意識に備わっていくことで、なるべく早く正解にたどり着きたい、無駄な時間を過ごしたくない人たちがどんどん増えていきます。
また逆に、タイパを意識することへの嫌悪感を露わにする向きも出てきて、タイパ疲れという言葉も出てきています。

タイパに囚われずに過ごしたい人たちは、家族や友人とのコミュニケーション、動画の視聴や音楽鑑賞、リアルに対面での会話などに価値を見出しており、より高いタイムパフォーマンスとして感じるようになってきています。

ショッピングスタイルの課題

これらの時間への捉え方の変化は、ショッピングをするうえでの意識の変化にも表れ、膨大な検索結果(情報量)やジャンク情報に時間を取られたくない、お店に行く時間や行ってから良い商品に出会うまでの時間がかかり過ぎるといった意識が広がっています。

だからといって、現状のECだけでは、意思決定に必要な信用やコミュニケーションが足りない、TVショッピングのように押し付けられたくないし、自分にあった商品を選びたい。
ユーザーの五感が鋭くなってきているので、単に可愛い!映え!というだけでは満足できず、ホンモノの情報やストーリーを知りたいという願望が強まっているのです。

タイパ意識がショッピングスタイルの変容をもたらす

弊社の「TigLive」では、インフルエンサーが実際に買い物をしている場面をLive配信する場合も、ユーザーがその場で見て興味を持ったものに対して質問し、インフルエンサーがそれに応え商品を紹介していくという相互交流のなかで世界観が生まれるようになっています。

旧来型のLIVEコマースでの、配信者が視聴者に一方的に商品を推し売っていくという押しつけ型の手法は、Z世代、α世代に限らず、購入者の満足度が高まらないという課題がありました。
「TigLive」では、ショッピングのなかに配信者と視聴者、視聴者同士のコミュニケーションを取り入れることで企業や商品のブランディングに繋がりますし、消費者となる視聴者も、それぞれに合った商品をその場で選びとることができるというメリットがあります。

企業側にとっても、商品登録やLIVE配信後のアーカイブ登録作業などの手間を省き、台本作成や企画進行、高いトーク力など、高いメンタルコストを削減したい。
また、押売り的なコンテンツで消費者へのデブランディングは避けたいものの、評価点×4『PV・CV・Session・コンテンツLTV』を最大化して、オンラインコンテンツとリアル店舗の相乗効果に使いたいという思惑があります。

商品動画をアーカイブできる「TigLive」

このように、PV・CV・Session・コンテンツLTVを簡単に運用 しながら最大化するのが、「TigLive」です。
これは、商品を自動登録し気軽に紹介動画を配信して、自動連携・自動頭出し再生が可能なアーカイブができます。
現在、伊勢丹さまの63万点の商品が登録されアーカイブで見ることができますが、企業様は一切の手を煩わせることなく商品情報がサーバに取り込まれているといった仕組みです。

ごく自然なLIVEの配信のなかで、視聴者からのリクエストや質問に答え、すべての商品の中から好みのものを選んでもらえる、店舗の接客コミュニケーションをECで実現できるという新しいECの形を提案するものです。
実例として、ニトリHD様に2年ほどご利用いただき、通販売上が28.3%増、ライブコマースを86回開催し累計260万人超が視聴しました。

さらに、最も売り上げの核となるアーカイブ動画を自動連携するためのツール「TigAI」も開発しております。
例えば、何らかのきっかけで「ジャケット」のページに入ってきた場合に、自動で「ジャケット」のアーカイブ動画が出てくる仕掛けになっています。

違う商品を見たい場合にも、その画像をクリックすると、またその商品の関連動画が再生されるという仕組みです。
また、「ワンピース」をタップした場合に、それに合った靴やバッグなどのコーディネイトをAIが提案してくれる。
それも、そのブランドのコーディネイターさんがおすすめするようなコーディネイトで。

このように、ユーザーが興味を持った商品の関連動画が自動再生でき、触れるだけで情報にアクセスできる次世代型インタラクティブ動画技術を提供してまいります。

▶次は、国内の資源を守るスキームを提供するLocal Local株式会社です。

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磯部宗克
INSOL-HIGH株式会社代表取締役

投稿者プロフィール
商業用不動産サービス会社のCBRE(シービーアールイー)で物流施設PMを経て物流施設の営業部に転籍。
そこで物流ロボットの存在を知り、2016年にボストンにある「Quiet Logistics」をプライベートで訪問しKIVAシステムやLOCUSのPOCを目の当たりにした。
2017年から物流Techのスタートアップ企業に入社し、GTP、AMRのセールス・導入を担当。
2021年には中国の物流ロボットメーカーの日本支社の立ち上げとメインとなるソリューション(ケースハンドリングロボット)のセールスを担当。 様々な課題や導入におけるコンサルテーションなどお客様と取組みをする中で、社会的に重要な物流インフラを維持継続させていきたいと強く思い自身で物流ロボットの導入支援をするための会社を起業。
人とロボットがともに新たなロボットを創造し、豊かな社会を実現していきたい。

小林道生
パロニム株式会社 代表取締役

投稿者プロフィール
1979年生まれ。高校卒業まで4年間をカナダで過ごし、帰国後日本の大学に入学。在学中、仲間と輸入車の輸入販売事業を起こす。
ソフトバンクテレコム株式会社に入社し、映像通信の運用・SE経験を経て映像伝送事業の国際営業に従事。
その後、2012年にベンチャー企業を創業しウェブマーケ事業を軸として進める中、2013年の末よりかねてより構想していたTIG開発に着手。
放送局との映像事業経験や、ITとの融合が未発達な業界経験、ウェブ周辺事業の経験値などを活かし、2016年11月、TIG事業をスピンアウトさせたパロニム株式会社を設立。

⽯橋孝太郎
Local Local株式会社 代表取締役

投稿者プロフィール
2015年10⽉より地域課題を解決する事業を地域で起業する若者を増やすためのBIZ CAMPを開始。約3年間で7つの地⽅⾃治体・地銀などと連携し、15回の地域での合宿型ビジネスコンテストを実⾏。
2019年3⽉よりBIZ CAMP事業を統合する形でLocal Local株式会社の創業、宮崎県にて事業承継を実施。

中村厚哉
株式会社プロズアンドシーオー 代表取締役

投稿者プロフィール
愛知県名古屋市出身
2015年株式会社アドインテ入社(インターネット広告事業、IOT開発、データベースマーケティング)、2016年取締役に就任し、2017年常務取締役に就任
2020年プロズアンドシーオー合同会社を設立
2022年5月株式会社アドインテ取締役を退任後、株式会社プロズアンドシーオーへ組織変更し、サブスク専門プラットフォーム型ECモール「サブスクドットコム」をリリース
<長い広告代理店勤務時代の知見>
20年を超える広告業界経験の中でテレビ・ラジオ・新聞・チラシ・イベント企画運営など、いわゆる「広告」と「販促」の全てを知見を持つ。
Bluetoothを活用した独自アプリ構築で特許を取得。
<IT/IOT会社での知見>
位置情報を活用したデータベースマーケティング事業を行う株式会社アドインテへ経営参加し、2022年4月まで在籍。
9,000万IDのスマホ位置情報を活用し自社ネットメディアの開発・データベースを活用したビジネスモデルの構築、DX導入サポートを実施。
マーケティングコンサルタントとしての登壇実績も多数。

⾦相集
株式会社Yagishヤギッシュ代表取締役  ⾦ 相集キム サンジプ

投稿者プロフィール
1968年韓国ソウル市⽣まれ、1994年留学で来⽇
東京⼯業⼤学社会理⼯学研究科博⼠(Social Networking研究) 、ハーバード⼤学イェンチン研究所客員研究員を経て、株式会社NHNJapan(現LINE株式会社)執⾏役員としてソーシャルメディア新規事業(cururu事業の運営とLineの設計)、株式会社ネクスト(現株式会社LIFULL)執⾏役員を歴任後、2008年、株式会社リンケイジア設立。
日本、韓国、シンガポールで地域別特⻑を活かした事業会社を展開し、2016年に事業譲渡。
株式会社MJS執⾏役員として事業投資と新規事業を先導する傍ら、東京⼤学客員研究員として情報銀⾏WGに参加した際に、Yagish事業の構想を思いつき、MJS⼦会社ビズ オーシャンで新規事業としてスタート。
2021年9⽉に(株)Yagishを設⽴し、12⽉には⾃然流⼊で35万人の会員登録を記録する。

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