スタートアップラボ vol.5~イノベーションを起こす新ビジネスモデルを支援!
- 2025/1/8
- 事業投資
目次
ECの救世主
パロニム株式会社
弊社は、ブランディングセッション、すべての場面を向上させるコミュニケーションコマースを提供しております。
「Tig」というサービスを提供しており、動画やLIVE配信にTag付けができるSaaS型編集ソフトの開発と提供がメインの事業です。
After/with コロナ時代のタイパ意識
2040年までに圧倒的に伸びていくのはeコマース業界であると考えられ、3000兆円規模の市場になるだろうと予測されております。
そんなかで、アフターコロナ、ウィズコロナ時代を生き抜くためのKWの1つとして、「タイパ」という言葉をよく聞くようになり、私たちは、タイパへの意識とそれがもたらすショッピングスタイルの変化への課題に着目したサービスを開発しました。
例えば、時間に対する価値観が以前よりも飛躍的に高くなり、タイパへの意識が無意識に備わっていくことで、なるべく早く正解にたどり着きたい、無駄な時間を過ごしたくない人たちがどんどん増えていきます。
また逆に、タイパを意識することへの嫌悪感を露わにする向きも出てきて、タイパ疲れという言葉も出てきています。
タイパに囚われずに過ごしたい人たちは、家族や友人とのコミュニケーション、動画の視聴や音楽鑑賞、リアルに対面での会話などに価値を見出しており、より高いタイムパフォーマンスとして感じるようになってきています。
ショッピングスタイルの課題
これらの時間への捉え方の変化は、ショッピングをするうえでの意識の変化にも表れ、膨大な検索結果(情報量)やジャンク情報に時間を取られたくない、お店に行く時間や行ってから良い商品に出会うまでの時間がかかり過ぎるといった意識が広がっています。
だからといって、現状のECだけでは、意思決定に必要な信用やコミュニケーションが足りない、TVショッピングのように押し付けられたくないし、自分にあった商品を選びたい。
ユーザーの五感が鋭くなってきているので、単に可愛い!映え!というだけでは満足できず、ホンモノの情報やストーリーを知りたいという願望が強まっているのです。
タイパ意識がショッピングスタイルの変容をもたらす
弊社の「TigLive」では、インフルエンサーが実際に買い物をしている場面をLive配信する場合も、ユーザーがその場で見て興味を持ったものに対して質問し、インフルエンサーがそれに応え商品を紹介していくという相互交流のなかで世界観が生まれるようになっています。
旧来型のLIVEコマースでの、配信者が視聴者に一方的に商品を推し売っていくという押しつけ型の手法は、Z世代、α世代に限らず、購入者の満足度が高まらないという課題がありました。
「TigLive」では、ショッピングのなかに配信者と視聴者、視聴者同士のコミュニケーションを取り入れることで企業や商品のブランディングに繋がりますし、消費者となる視聴者も、それぞれに合った商品をその場で選びとることができるというメリットがあります。
企業側にとっても、商品登録やLIVE配信後のアーカイブ登録作業などの手間を省き、台本作成や企画進行、高いトーク力など、高いメンタルコストを削減したい。
また、押売り的なコンテンツで消費者へのデブランディングは避けたいものの、評価点×4『PV・CV・Session・コンテンツLTV』を最大化して、オンラインコンテンツとリアル店舗の相乗効果に使いたいという思惑があります。
商品動画をアーカイブできる「TigLive」
このように、PV・CV・Session・コンテンツLTVを簡単に運用 しながら最大化するのが、「TigLive」です。
これは、商品を自動登録し気軽に紹介動画を配信して、自動連携・自動頭出し再生が可能なアーカイブができます。
現在、伊勢丹さまの63万点の商品が登録されアーカイブで見ることができますが、企業様は一切の手を煩わせることなく商品情報がサーバに取り込まれているといった仕組みです。
ごく自然なLIVEの配信のなかで、視聴者からのリクエストや質問に答え、すべての商品の中から好みのものを選んでもらえる、店舗の接客コミュニケーションをECで実現できるという新しいECの形を提案するものです。
実例として、ニトリHD様に2年ほどご利用いただき、通販売上が28.3%増、ライブコマースを86回開催し累計260万人超が視聴しました。
さらに、最も売り上げの核となるアーカイブ動画を自動連携するためのツール「TigAI」も開発しております。
例えば、何らかのきっかけで「ジャケット」のページに入ってきた場合に、自動で「ジャケット」のアーカイブ動画が出てくる仕掛けになっています。
違う商品を見たい場合にも、その画像をクリックすると、またその商品の関連動画が再生されるという仕組みです。
また、「ワンピース」をタップした場合に、それに合った靴やバッグなどのコーディネイトをAIが提案してくれる。
それも、そのブランドのコーディネイターさんがおすすめするようなコーディネイトで。
このように、ユーザーが興味を持った商品の関連動画が自動再生でき、触れるだけで情報にアクセスできる次世代型インタラクティブ動画技術を提供してまいります。
▶次は、国内の資源を守るスキームを提供するLocal Local株式会社です。