復興酒援!和酒ラボ新年会~2024年も日本酒を盛り上げ、酒蔵を応援しよう!

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全国の酒造をお招きし、広く日本酒を盛り上げようと活動している「和酒ラボ」の2024年新年会を開催しました。今回は、新潟県の『妙高酒造』と兵庫県の『本田商店』の2蔵をお呼びした、2024年のスタートを盛り上げるイベントです。計13種類のレアな日本酒が飲み放題で、新年の幕開け記念として、じゃんけん大会による希少な日本酒のプレゼントもご用意。「和酒ラボ」としては初の昼間の開催でしたが、30数名の方々が参加してくださり、非常に活気あふれる会となりました。

日本酒文化を守る会「和酒ラボ」2024新年会

試飲はお好きなお酒をお好きなだけ!それぞれの楽しみ方ができる立食パーティでした。

  • 開催日時:1月13日(土)11:30~
  • 「しまゆし」(神保町)
  • 参加者 34名今回は、この2蔵オススメの日本酒13種類を飲み放題でご用意しました。

【提供酒造】
『妙高酒造』公式サイトはこちら
『本田商店』公式サイトはこちら

イベントに込めた思い

事務局長 酒井湧介氏による書初め

事業投資ラボの分科会として2か月に1度、活動している「和酒ラボ」の新年会。
今回の能登地震の被害に遭われた方々に思いを馳せ追悼の意を示すとともに「復興酒援」を心に刻みました。
ぜひ、みなさんとの交流を深めて、酒蔵を応援していきたいと考えています。

乾杯

事務局側からのご挨拶

「龍力」の「ドラゴンスパークリング」で乾杯!
自然に瓶なかで発砲したというこの発泡酒は、さらっとしていてのど越しのいい、まさに乾杯向きの日本酒でした。
「和酒ラボ」会長 今西由紀(サケ・ラバーズ代表)さんも、「多くのレアな日本酒が堪能できるこの会を楽しんでほしい!」との熱いメッセージを送りました。

酒造紹介

『妙高酒造』からは、営業部統括マネージャーの長尾さんが、『本田商店』からは、営業の日下部さんが参加してくださり、提供する日本酒についてご説明くださいましたので、ご紹介します。

上越の米の旨みを引き出す酒!妙高酒造

『妙高酒造』の長尾さんに、「妙高山」それぞれの特長をレクチャーいただきながら試飲させていただきました。

新潟県上越市にある酒蔵で、代表銘柄は「妙高山」です。
上越では小規模であることを生かした個性的なお酒を造る酒蔵が多く、弊社も甘み寄りの、お米の旨味を活かした酒造りを昔からしています。
今日のラインナップも、すっきりとした甘みの「純米大吟醸 霊峰 妙髙山 越淡麗三割五分 三年熟成」をはじめ、お燗に適した「本格辛口越後おやじ」まで揃えましたので、弊社の特徴を楽しんでいただきたいです。

弊社は、ほぼ全部のお酒に酵母を2種類使うという、実はとても珍しい手法を用いています。
20年以上前から、お酒のもとである酒母を造るときに、性質の違う酵母2つを1つの酒母に入れて繁殖させていますので、1つの酵母では出ない、味の深みや香りの奥行が感じられるお酒を造り出しています。
こんな日本酒ができるまでの弊社の蔵の特長も知っていただいた上で飲んでいただけると嬉しいです。

造りの要となる弊社の杜氏は、「にいがたの名工」と「全技連マイスター」の2つの称号を受けた新潟初の杜氏である、平田正行です。
平田杜氏が率いる弊社の蔵のお酒は、国内外で数々の賞もいただいていますので、ぜひ今日はご堪能ください。

山田錦の味にこだわる酒!本田商店

『本田商店』の日下部さんによる「ドラゴンシリーズ」への楽しいパフォーマンスは、会場を盛り上げました。

元禄から造り始めた「龍力」も、現在の兵庫県姫路の蔵で作ってから100年を超え103年目を迎えました。
基本理念は、「米の酒は米の味」
酒米である山田錦にこだわり、上質の山田錦が採れる兵庫県特A地区のすべての地区のお米を使って日本酒を造っています

創業100年目に社長になった現当主5代目が、若い人向けの日本酒を造りたい!との思いから、「ドラゴン」の可愛い絵でアピールしようとできたのが、本日お持ちしたドラゴンシリーズです。

  • 大吟醸 ドラゴン青 Episode1~辛口の純米大吟醸。弊社で40年間愛されている大吟醸「米のささやき」に改良を加えたもの
  • 純米酒 ドラゴン Episode3 生酒~マイルドでフルーティな一時だけの「生酒」の新酒
  • ドラゴン 純米スパークリング~乾杯向きの発泡酒
  • ドラゴン Rainbow~辰年にちなんで、七色の味を実現!

ほか、地元での出来る限り自然のままを追求した安心・安全な栽培「コウノトリ育む農法」を採用した「五百万石」で造った、アルコール度数が18度あるしっかりとしたアルコール分を持つ新酒「龍力純米しぼりたて」、これぞ山田錦!「生酛仕込み」というしっかりお燗に合うお酒もご用意しました。

▶イベントが盛り上がるなか、参加者のトークや日本酒プレゼントのじゃんけん大会が催されました。次のページでお届けします!

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今西由紀
サケ・ラバーズ株式会社 代表取締役
サケ・コミュニケーション株式会社 代表取締役

投稿者プロフィール
神奈川大学短期大学部卒業。日本電気入社。約25年勤務し、2018年に独立して「サケ・ラバーズ株式会社」を設立。2年後には日本国内向けの日本酒販売・企画を行い「サケ・コミュニケーション株式会社」を立ち上げる。
現在は日本酒を世界と日本国内双方向で販売し、さまざまな取組みによって広め、全国の酒蔵を支援する活動を行っている。 インバウンド観光、海外向け観光PR、酒蔵支援事業、日本酒の輸出事業を展開中。

酒井湧介
唎酒師/日本酒ライター/日本酒教室講師

投稿者プロフィール
中央大学法学部卒業。 単に美味しいだけでなく、日本の歴史や日本人の生活に深く絡んでいる「日本酒」に感動して以来、本業の傍ら、日本酒の普及活動、酒蔵の支援活動に力を注ぐ。 日本酒の絡む食品の企画、飲食店への助言のほか、自ら日本酒教室を運営する。過去には酒蔵の顧問を務めた経験もある。

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