新入社員が安心できる環境づくり~あなたを待っていました!の精神で
- 2022/5/17
- コラム
新入社員を迎え入れる時は、ベテラン社員でも当時を思い出して身の引き締まる思いがするものです。チームエルによるチーム作りのコツを学ぶコラムシリーズ5回目は、新入社員を受け入れる側の心構えと対応のし方についてお届けします。新入社員の気持ちをどうくみ取り、受け入れ側はどんな準備をすればいいのか。代表の堀越さんは歓迎する気持ちの伝え方を、取締役の岩根さんは相手を知る努力の大切さを、そして若手社員の矢澤さんはなりたい10年後の自分を思い描ける環境づくりについて、お話くださいます。
目次
不安を誘う「とりあえず…」の対応
新入社員が初出社する日。
受け入れる側は、ちょっとドキドキしますよね。
そして、初出社する当の本人は、受け入れ側の比にならないくらいもっと緊張しているでしょう。
「みんなと仲良くできるかな?」
「仕事は覚えられるかな?」
「職場の雰囲気ってどんな感じだろう・・・?」
もう不安でいっぱい。
そして実際に会社の扉を開いたら、「あれ?」。
特に歓迎されているわけでもない空気感。
自分の座る場所が決まっておらず「とりあえずここに座っといて」と放置されたり、
いきなり「とりあえずできることからと思うので、これやってみて」と
よく理解できないまま仕事を渡されたりして、身の置き場がない感じ。
こんなことになると、不安でいっぱいになるでしょう。
あげくには、
「この会社を選んで本当に良かったんだろうか・・・?」なんて思いもよぎってしまいます。
「待っていた」の気持ちを伝えよう
初出社日は当の本人にとっては一大イベントです。
もちろん、歓迎会を開くといった企画はあってもよいのですが、最初に相手にしっかり伝わるように「大歓迎」することが大切です。
新入社員にとっては、これが一番うれしく安心できて、「この会社で頑張っていこう」と思える原動力になるものです。
座る席が準備され、いつでも質問できる先輩がいる。
「あなたを待っていましたよ」という気持ちが伝わるように迎える準備が重要です。
その人材は、これから何十年も一緒に働くことになるかもしれないのです。
そういう決意をしてくれた貴重な仲間。
全力で大歓迎したいものですね。
では、その具体的な事例をこの後、ご紹介していきます。
▶新入社員と受入れる社員がともに晴れやかなスタートを切るために行うべきこととは? 次のページでお伝えします。