社会課題を解決する新プロダクトの開発~スタートアップラボ
- 2024/11/13
- 事業投資
目次
メンテナンスでときめきを!洗車のサブスクモデル
株式会社京南
当京南グループは、創業73年。
不動産を中心に事業を展開し、ENEOSのガソリンスタンドを先代から60年経営してきました。
私が代替わりするときに洗車のサブスクを開発して提供し、現在拡大しているところです。
私は大学卒業後、弁理士の資格を取り、アルプス電気で7年半ぐらいサラリーマンをした後、父の会社でいろんな事業をやっています。
親の事業を継承した2代目経営者のコミュニティ「2代目お坊ちゃん社長の会」の代表理事もしていますので、ぜひ検索してご覧ください。
過去記事「お坊ちゃん社長はメンテナンス力で人も車もときめかせる」をご参照ください。
Top lineで好調の既存店
現在、八王子本店、福島愛島店、草加柿木店(FC)に加え、福生店をつい最近オープンし、いずれも成功しています。
基本のノーマルプランは、1980円で毎日、何回でも洗えますというサービスで、1回1900円のポリマー系コーティングが何回でもできるので、利用者にとってすごくお得なモデルになっています。
八王子本店は2009年から始めて今11年目ですが、最初の3年間は経営が非常に厳しく2016年から一気に上がって、2023年4月期には過去最高の330万円の売り上げが出ていて、粗利率が80%以上です。
弊社のガソリンスタンドに併設し、洗車機2台でずっと右肩上がり。
無人ですから大きな経費は家賃だけですので、利益率の高いモデルになっています。
拝島店は、ENEOSのガソリンスタンドの中にありますが、繁忙期以外も確実に収益を上げ、 売上はずっと右肩上がり。
2023年12月期に過去最高の売上153万円となり、2024年8月にサブスク会員328名です。
2024年7月には、直営の完全無人の洗車単独店の福生店を開業し、グランドオープンから1ヶ月で一気に222名の会員を獲得できています。
計算された収益モデル
成功要因は、広告やSEOのwebマーケティングによる集客と、自動車番認識による収益化やYouTubeでお店のリアル配信をして利便性をアピールするなど、テクノロジー投資をきちんとすること。
それに加え、顧客の獲得決定力となる圧倒的な店舗スペックです。
このように、リアルとウェブが融合されているようなモデルを構築しています。
競合企業や店舗もありますが、価格は自由なもののシステムのみの提供だったり、集客機能は特になく、車番認識もないため1つのアカウントで使い回しができ不正使用の温床になりやすい。
弊社のモデルは、集客機能や車番認識があり、収益事業パッケージになっていることが強みです。
投資額も高めではありますが、収益性は高い業態です。
洗車機メーカーは寡占市場ですから、システムの壁があってライバルが出現しにくいのですが、弊社は、洗車業ではあまりない業態を作り上げて、独自のポジションを取っています。
全国展開へ
出店目標は、1000店舗です。
直営店150店舗、FC店850店舗を考えています。
セルフのガソリンスタンドが大体1万店舗くらいありますので、 その10%弱ぐらいで出店できればいいと思っています。
課題は、直営店資金45億円の捻出です。
みなさんからのいろんなアイデアがあったら教えていただきたいと思います。
▶次は、AIによる顔認証プラットフォームを開発したTRIBAWLです。