IPO・成長戦略に必要不可欠な「ファーストDX」(前編)

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ファーストDXで地域企業のIPO実現を支援

――なるほど、内部統制の際にはワークフローシステム・デジタル稟議が必要になるわけですね。M&A後の統合作業(PMI)の過程でも、業務のDXは必要になりますよね。

岡本氏――はい。スタートアップの段階からワークフローシステム・デジタル稟議を取り入れることで、IPOやM&A、事業承継がスムーズに進むと考えています。
デジタル稟議のほかにも、DXを進めるうえで「何をどのようにデジタル化すべきか」を検討する「ファーストDX」という考え方を広め、ワークフローの啓蒙に役立てようとしているところです。

より早いワークフローシステム導入が成長を支える

――最近では、琉球アスティーダスポーツクラブという沖縄の企業がTOKYO PRO Marketに上場し、エイトレッドさんが内部統制の側面からIPOをサポートしたことが話題になり、本メディアでも取り上げさせていただきました。「ファーストDX」は、成長戦略のために欠かせないものになりそうですね。

岡本氏――ありがとうございます。
弊社では、AgileWorks(アジャイルワークス)という大企業向けのワークフローシステムと、X-point Cloud(エクスポイントクラウド)という中小企業向けのワークフロークラウドサービスを提供しています。
特に中小企業へのワークフローの啓蒙が必要と感じており、日々の業務の効率化を図るためにも、また成長戦略を取るためにも、ぜひ活用いただきたいです。
琉球アスティーダ様のように、IPO準備段階から活用いただくことはもちろんですが、「ファーストDX」という言葉のとおり、起業間もない段階からワークフローシステムを活用いただくことで、よりスピーディーな成長の実現に貢献できると思います。

税務・財務会計や経費精算、人事・労務に社内申請手続きは付きものです。
煩雑な手続きを整えデジタル化することで、業務がスムーズになります。
弊社製品・サービスは稟議だけでなく、あらゆる社内申請の電子化にご利用いただける汎用ワークフローシステムですので、すべての社内申請の入り口になれることも強みです。
そのため、ファーストDXとして十分ご活用いただけます。

業務の無駄を省き環境保護にも貢献

――どのような業種の企業が利用していらっしゃいますか?

岡本氏――製造業や流通業、サービス業、情報通信業、建設業、文教・公共など業種を問わずご利用いただいています。
拠点が多いとワークフローシステム・デジタル稟議が必要になりますし、最近はリモートワークが普及したことでニーズが高まりました。
「郵送物を取りに出社する」「ハンコを押すために出社する」という無駄を避ける観点です。
また、環境保護の面から、ペーパーレスを促進するために導入される企業も増えています。

――ますますニーズが高まりそうですね。次回は、岡本社長のご経歴についてもお教えください。

この続きは、後編でお届けします。

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岡本康広
株式会社エイトレッド
代表取締役社長 兼 ワークフロー総研所長

投稿者プロフィール
1971年島根県生まれ。システムエンジニアから営業に転身後、ロボット事業を立ち上げ、事業責任者を歴任。2018年、株式会社ソフトクリエイトホールディングスがM&Aした株式会社エートゥジェイの代表取締役副社長に就任。2019年6月より現職。
システムエンジニア、営業、事業企画、アライアンス、広報、マーケティング、新規事業など幅広い経験を生かし、現在は経営に力を注いでいる。
大切にしていることは信頼とスピード。営業時代、お客様との関わり合いの中でビジネスは最終的に人であるという気づきを得る。

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