スタートアップラボ vol.6~希望ある未来を創造する新ビジネス
- 2025/7/20
- 事業投資
目次
エンタメプロ集団による次世代ドローンショー AGEHARIDe株式会社

AGEHARIDe株式会社のKenn Kato氏
歌詞から空へ、新たな挑戦
AGEHARIDe(アゲハライド)株式会社のKenn Katoと申します。
僕は、35年間ひたすら机の前に座り歌を書き続けてきて、今日、初めて人前で、エンタメの話をさせていただきたいと思います。
僕は1990年に作詞家としてデビューして今年で35年、およそ1000曲のj-popの歌を世に送り出してきました。
日本航空に20年勤務して飛行機に乗機しておりましたが、人生最後の20年に空とエンタメをかけたものをやりたいと強く思い、今回、ドローンショーの領域に足を踏み入れさせていただきました。
異才チームで「世界の空を面白くする!」
弊社の役員には、エンタメ出身が多いです。
僕が音楽系、CSO/ CTOはゲーム業界でひたすら企画をやってきており、COOはステージプロデューサーで、スティングなどのすごいアーティストたちの舞台をずっと演出してきた監督です。
それにコンサルを経験してきた若手CBOと連続企業家のCFO、さらに元警視庁刑事の社長室直轄特命本部長がおり、この6名プラス1名の社員の7名で現在稼働しているところです。
僕は元々作詞家なので、ひたすら言葉で勝負するしかないですけど、「世界の空を面白くしたい」というのが弊社のミッションです。
ドローンショーのバリューは、感動の共有「心を動かす挑戦」ですね。
ビジョンは、夢を飛ばせ!
自分たちの夢を思いっきり空に飛ばしてやろうと思いやっております。
エンタメと空をつなぐ想いからドローンショーへ
ドローン市場は、2021年に約1.8兆円で、2027年には3兆円になるだろうと、急速に成長しています。
国内でも成長が見込まれ、ドローンショーの国内エンターテインメント領域は2023年で100億円だったのが、2028年には4800億円が見込まれると予測されるデータもあります。
市場環境の事業性評価はドローン市場、ターゲット市場、ドローン市場のイベント領域、そして顧客ニーズ、いずれも高評価です。
夢がある事業なので、多分その夢にかける部分が大きいのではないかと思っております。
弊社の強みはスタッフです。
経営陣のユニークな表現力で他社との差別化を図っていきたいですね。
何より安全を第一に念頭に置きながら日々活動しております。
音楽とドローンが生み出す光のショーも合わせてやっていきますので、楽しみにしてください。
ドローンショーの常設化と「ライトダンス」構想
「東京イルミニウム計画」という壮大な計画を練っております。
これは、ちょっとライトシールのドローンとは違って、撮影用のものです。
今、私たちは、竹芝エリアのウォーターフロントを常設会場としてドローンショーを繰り広げようと行政との調整をしております。
ドローンショーは通常単発であげられるもので、予告もされないんですね。
そうすると、当たった時に偶然見られた人はラッキーですけど、見逃した人は次いつ見られるのかが全く予想できない。
そこで、常設化することによって、今日見逃しても来週行けば見られる、来週行って見逃してもやっている時を探していけば見られるという予測が可能になるので、集客効果の大きいコンテンツとなります。
通常今のドローンショー市場では、最大2000機ぐらいをあげる会社がありますが、弊社は300機から500機に絞り込み、その代わりに、通常では見られない、常に光が動くしかけのドローンショーにしています。
光が踊るように見えるので、このドローンショーを「ライトダンス」と名付けました。
このライトダンスを竹芝エリアで繰り広げることによって、新しいエンターテイメントでの集客を図り、ここに付随するホテル業、旅館業、ショッピング施設、屋形船やクルーザーなどの船舶関連事業に影響を及ぼし得るのではないかと考えております。
J-POPの名曲をテーマにしたショー展開
ここでさらに2つのアプローチを考えていまして、その1つは、コンテンツを縦に深掘りしていくことです。
ドローンショーのテーマは僕が書いたj-popのヒットソングがモチーフになっています。
去年の10月から、僕自身のXのポストで自分がこれまで書いてきたもののマーケティングをしたんですが、曲によってはアルバム曲でしかないのに、1本1曲のポストで60万とか70万票を稼いでしまうんですね。
すごいぐらい未だに支持していただいている曲がたくさん眠っていることがわかりまして、その中からイメージされたデザインをやろうと考えております。
ライトダンスのコンテンツは、基本的に音楽制作のスキームに倣って制作されています。
ベースになる世界観、コンセプトを作る音楽の作詞家をストーリストと名付けました。
それを光の世界で表現する、いわば作曲家に当たる人をイルミネーターと名付けました。
このストーリストとイルミネーターが作る世界を、ディレクターとプロデューサーが会場で展開することによって、1つのコンテンツをお届けする。
ライトダンスを見ても、光の模様が動いているだけなのですぐにはイメージがわかないと思います。
でも、最後のQRコードを読み込むと、歌詞が出てきて、その歌詞にこのドローンの光のダンスがリンクしてるということを発見していく。
その発見する楽しみとか想像する喜びを提供していきたいと思っています。
地域と共に創る未来――竹芝から全国へ
これによって生まれてくるのは、ライトダンスのコンテンツそのものに付加価値がつくことです。
その結果何が起きるかというと、著作権を発生させなければいけなくなってくるということ。
著作権を発生させると、コンテンツを作ればお金が入るシステムを作っていくことになるので、クリエイターが育つ。
そして、クリエイターが揃っていれば当然コンテンツのカタログが増える。
競争も活性化してくるので、市場の活性化が図れるのではないかという、この1つのラインをイメージしてコンテンツを作っています。
あくまでも主役はエリア。
竹芝エリアの方々と共に共催していく形で今後ビジネスを展開していきたいと考えており、2025年7月末に第1回のお披露目を行います。
お時間がございましたら、竹芝の方に1度ライトダンスを見に来ていただきたいと思います。
▶次は、小規模企業向けのDXシステムを開発する株式会社みんなシステムズです。