スタートアップラボ vol.6~希望ある未来を創造する新ビジネス
- 2025/7/20
- 事業投資
目次
健康経営で日本経済の未来を変える! フラクタルワークアウト株式会社

フラクタルワークアウト株式会社代表 高瀬氏
フラクタルワークアウト株式会社代表の高瀬雅弘と申します。
私は、元々医師を目指しておりました。
高校時代にニュージーランドと大阪の病院に研修に行き、そこで感じたのが、なぜ医療は体を壊してしまった方々へのソリューションだけになってしまっているのだろうということでした。
予防医療とマイオカインの可能性
予防医療として、体を壊してしまう前に何かできないかと、当時、英語の論文を読んでいたら、マイオカインという筋肉から出てくる生理活性物質、ホルモンみたいな物質ですが、これが日本人の5大疾病のリスクを下げるということを知りました。
これこそがまさに、僕のやりたかった予防医療だと気づいたのです。
そこで、僕は筋肉運動を研究したいと横浜市立大学に進み、マイオカインを研究していました。
その後、パーソナルトレーナーのキャリアを始めたんですが、1回あたり大体8,000円~1万円ですから、お金持ちしか来ないんです。
短期間で自分に投資しようとする会社員か、長期的には士業や企業経営者などです。
でも、それだと、僕がやりたかった「1人でも多くの人の病気を予防して笑顔にする」という夢が達成できないと思い、btocじゃなくbtobでやろうと考えました。
メディカルフィットネストレーナーが健康をサポート
このような経緯を経て、弊社は、経営者向けのパーソナルトレーニングジムと、企業向けの従業員のための健康経営のソリューションサービスを提供させていただいています。
そして、「1000人の経営者と10万人の従業員の健康をサポートすることで、日本経済の活性化に貢献する」ことをミッションとしております。
健康でなくなると人はお金使わない、または使えないから、みんなで健康になって経済を活性化させていきましょうという提案です。
僕はメディカルフィットネストレーナーの資格を持っていて、この資格によって病院と連携することができます。
運動した方がいいですよとドクターは言いながらも、結局その先は何をどのようにすればいいのかまではなかなか提供できなかったのですが、その受け皿となる施設とトレーナーの提供を弊社がやらせていただいています。
実際、このメディカルフィットネスを日本でやっているところはまだ200店舗ぐらいで、東京都内でも15店舗です。
ただ、これらはクリニックに併設していくケースが多く、弊社のようなパーソナルジムがやるケースほとんどないと思います。
運動は“支出”ではなく“投資”
弊社が提供する運動はPL(費用)ではなくBS(投資)です。
これは、時間、効果、リスクと事業への投資を意味します。
せっかくパーソナルトレーニングするのであれば、将来的なことも見据えて効果的にお金を使っていきましょう!という提案をしています。
長く続けられることが運動として大事なことですから、週2回我々のところに来てもらえれば、お体のメンテナンスをさせていただきます。
原宿駅前徒歩30秒、朝5時から営業しておりますので、気になった方はよろしくお願いいたします。
パーソナルトレーニングは医療控除の対象になります。
厚生労働大臣認定の指定運動療法施設に2025年8月から許認可をいただきますので、 1回1万円までのパーソナルトレーニングの料金が医療費控除の対象になって、翌年最大47%控除の可能性があります。
年収によるので一概には言えませんが、例えば、年収2000万円の経営者がメディカルプランでご契約いただくと、年間で96万円お支払いいただきますが、内39%の39万円が翌年に返ってきます。
実質負担額は57万3,000円、1回当たり5,968円です。
経営課題を「健康」で解決できる時代へ
企業の経営課題は、人・もの・金に集約できると思いますが、「人」については、いい人材が採用できない、離職率が高い、モチベーションがみんな低い、仕事を頑張らせたらメンタルヘルスの課題を抱えてしまった等、多様に存在しています。
「もの」であれば、もっとサービスをプラッシュアップしたい、見せ方を変えてターゲットを広げたいなど、色々あります。
「経営」については、生産性が低く売り上げがない、欠品が多くて思ったより業務が進まない、入札案件で落札できない、採用費用が高いなど。
このような課題について、健康経営を使って課題解決しちゃいけませんか?とお話させてもらっています。
健康経営の効果
健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考えて戦略的に実践することとして、経済産業省が企業に対し認定しているものです。
登録している会社は、2025年で2万4000社といわれ、健康経営を実践している会社の方が株価が高い。
つまり、従業員の健康に投資している会社は企業価値が高くなるので、企業は従業員の健康にきちんとお金使っていきましょうと提案したいです。
株主にも、従業員の方々にも喜んでいていただけるので、健康経営は様々なステークホルダーに対して多くのメリットが期待されています。
企業内の見えない損失として、健康の課題を抱えつつも仕事を行っている状態「プレゼンティズム」があります。
例えば、今日嫌なことあったから仕事ができないような精神状態では、一応出勤はしているものの生産性は非常に低い。
また、欠席を意味する「アブセンティズム」では、体調を崩してしまって全然仕事ができないため、従業員100名、売り上げ50億円の企業で、平均年収1000万円だと、その年間損失は約2億円です。
このうちの約3分の2、1.2億円がフィジカルの問題で、0.6億円がメンタルの問題ともいわれます。
フィジカルの問題とは、肩こり、腰痛、首凝りです。
よって、プレゼンティズムを改善するために必要なのは運動ですので、その知識と実践を企業に提供していきたいと思います。
採用やブランディングにも効果あり
採用に関する転職サイトでは、健康経営優良法人認定のチェックボックスを入れるだけで応募数10~30%上がるという統計が出ています。
新卒採用でも、就活の決め手になるともいわれています。
約6割の新卒生が健康経営を実践している企業に対し関心があると答えているようです。
経営層のニーズと管理層のニーズと社員のニーズがそれぞれあると思いますが、結局、社員がいいと思ったことを上に通すには、工数を減らせるサービスを作った方がいいと気づき、弊社は「ボディパレット」というサービスを提供しています。
これは、非常にシンプルで、従業員の健康状態を一元管理するツールです。
なおかつ、ボタン1つでアウトプットさせることができます。
ベース料金は7万5000円。
50名の企業様で月額10万円、年間120万円です。
中小企業様にとっては高く感じられると思いますが、弊社はIT導入補助金のベンダー登録をしましたので、実質的にはさらに安く提供することができます。
未来の経済を本気で健康から変えていく
我々が最終的にやらせていただきたいのは、経営者の方々をメディカルフィットネスで健康にしていくことです。
さらに、従業員の健康もサポートしていきます。
社員の方々は、プロのピラティス、ヨガ、または筋トレの先生に教わっている動画を、家でも見ることができます。
健康に対しての皆様からのニーズを満たせるようなサービスを提供し、リアルな健康経営を実現し企業の生産性を最大化する。
そんなサービスを提供してまいります。