社長の思考を見える化し企業価値を創造!コンテンツ制作メソッドを考案(後編)
- 2023/3/16
- インタビュー
本要約のビジュアル化をブログで発信
──経営ビジョンに役立つ本を「絵と文」で紹介する、「『経営ビジョン』のための平積みブログ-増田みはらし書店」を書かれていらっしゃいますが、1冊の本を1枚にビジュアル化できるのは素晴らしい才能です。こちらはどのような意図・目的でやられているブログでしょうか。
増田氏――ちょうど1年で400投稿できたところです。
本の記録をしたい、それが人のお役に立てばと思ったのがきっかけですが、このブログを通して経営者の方々がこの本を読んでみようかなと思ってくださればうれしいです。
さらに、忙しい経営者のためにワンビジュアルで伝わるようにしたいと見える化にこだわって絵にしています。
会社の経営者は頭の中にいろいろ構想を持っていても、それが表に出るのは、人を巻き込む瞬間だったり、社会に対して価値を提供できる瞬間だったりします。
もっと見える化できれば、インプットもアウトプットもスピードが上がり、いろいろな面白いことが起こるんじゃないかと考えています。
──本を選ぶときのコツってありますか。また、このブログの問い合わせフォームからはどのような質問がくるのでしょうか。
増田氏――本は基本的に経営関連、スキル系、人や社会への見立てのヒントになりそうなものなどが多いですが、今、課題に感じていることの解決に結びつくようなものを選んでいますね。
本の執筆者から連絡をもらい何か一緒にできるといいですねと話すこともありますし、ご覧になった方がセミナーに参加してくれたり、本の紹介をお願いされたり。
これをきっかけに、支援先の広告代理店の社長が自分の半生をまとめて書籍化しようとしていたりします。
企業価値創造の見える化に貢献
──今後の展望をお聞かせください。10年後はどのようになっていると思われますか?
増田氏――社長の頭の中と、現場の価値を提供している瞬間の場の見える化、言語化をしていきたいです。
僕1人では未熟ですし視野が狭くなってしまうので、周りの皆さんのいろんなお力をお借りして今のツールをより良くして対話を盛り上げていけたらいいです。
10年後も自分の仕事は自分で創り続けていたいですね。
会社に入った時からそれは一貫して変わらないです。
今のポジションであれば、ビジネスや人を繋ぐことができるし、自分でアサインしてプロジェクトを構築することもできる。
そこは、今の会社に所属しながら自分の仕事を作り出すという働き方が功を奏しているのではと思っています。
自分の時間を作るにはサラリーマンをやめて外に出た方が早いのかもしれませんが、会社に恩義も感じていますし、育ててもらった分貢献してお返ししたいという気持ちを持っています。
広告会社自体がプロジェクトベースですし、プレゼンで勝つマーケッターを営業は使いたいといった構造のなかでの競争環境がありますので、後輩にもそこはきちんと勝つためのマインドを保ちつつ社内起業して頑張ろう!と言っています。
──広告プランナーと中小企業診断士とを両立し、相互によい作用をもたらしている増田さんのこれからが楽しみです。楽しいお話、ありがとうございました。──
資料はすべて増田さん提供のものです。
本編の前編はこちらからご覧いただけます。