採用市場にイノベーション!月額1万円で求職者100人にオファー
- 2023/9/5
- インタビュー
ブラウザで作れる履歴書・職務経歴書「Yagish」で人気の(株)Yagishが、企業の採用を月額1万円で支援するプロジェクト「ヤギオファー」を2023年9月5日リリースしました。代表取締役社長 ⾦ 相集さんに、サービスの詳細と今後の展望についてインタビューしましたので、ご覧ください。採用における発想の転換ともいえる画期的なアイデアと事業展開に、これはすごい!と、驚きを隠せません。中小企業経営者、個人事業主に朗報です!
目次
「Yagish」会員登録者100万人突破!
Z-EN――2022年1月のZ-ENでのインタビューでもお話くださいましたが、「Yagish」を2021年9月に設立され、webで履歴書が作れるサイト「Yagish」が当初より話題となっていましたね。今回、登録者数が100万人を突破されたそうで、おめでとうございます!
⾦相集氏(以下、金氏)――私にとって8回目のチャレンジとなる「Yagish」は、七転び八起きの「八起(Yagi)×Wish」から社名をとりました。
これまで人を繋ぐために構築してきたシステムをブラッシュアップしたのが、ブラウザで作れる履歴書・職務経歴書「Yagish」です。
スマホで簡単に履歴書が作れるという簡便さが若い方を中心に広まって、自然流入で登録会員が増え、2023年7月現在100万人を超えました。
採用のマッチングサービス「ヤギオファー」始動
自然流入で100万人の登録ユーザーがいるのは、すごいですね。会員登録しなくても履歴書をコンビニで印刷したり、PDFファイルを企業にメールで送信したりできるのも、ユーザーには嬉しいサービスでしょう。2023年9月から始められる、会員登録者の履歴書を求人会社経由で企業とマッチングさせるサービス「ヤギオファー」について、詳しく教えていただけますか。
金氏――履歴書というパーソナルデータをどう活用すれば我々と一緒にサービスを付加していけるか。
このテーマに沿ったサービスが「ヤギオファー」です。
「ヤギオファー」は、求職者が登録しておくことで企業からオファーが届く「ダイレクト・リクルーティング」サービス。
ハイクラス転職、または新卒や技術者に特化した転職サービスなど、職種・職域別に強みを持った企業がすでにさまざまなサービスを展開していますが、他社に共通して言えるのは、人を採用したい企業が支払うコストが100万円近くと、非常に高額だという点です。
破格の月額1万円のサービス
ハイクラス転職などのダイレクト・リクルーティングなどは広告でもよく見かけます。求人する企業側が支払うコストがとても高いのですね。
金氏――「ヤギオファー」は月額1万円です。
それが話題になったのでしょう。
本格的始動前にメディアでも取り上げられ、「ヤギオファー」がこれからの日本の採用市場を変えていくだろうと、高い評価をいただいています。
1万円は破格の安さですものね。
金氏――「ヤギオファー」は、企業が月1万円払って100人にダイレクトにオファーできるサービスです。
履歴書を見て登録者のなかから100人にオファーし、効果が感じられなければ1か月でやめることもできます。
返事が来たらラッキー!という世界だから、この「ヤギオファー」というサービスには自信があるんです。
オファーする人を選ぶ際に見ることができるのは、詳細な個人情報は伏せられ、学歴やキャリアだけが公開されたノンネームシート。
それに住む地域や年齢などの目的に合ったKWを入れて検索すると、マッチングしそうなユーザーにヒットします。
ユーザー側は、オファーがあった企業につき、面談などの次の段階に進む意思がある場合のみ個人を特定する情報を開示することになります。
納得できる採用の実現に
1万円で100人とは、素晴らしいサービスですね。これならば中小企業だけでなく、個人で事業を営む方でも気軽に使ってみようと考えると思います。
金氏――基本的な考え方はすべてFree to playです。
利用する方々には、必要なコストだと納得したうえでお金を払って使っていただくという考え方です。
オファー数が100名を超える場合は、もう一度1万円をチャージしていただきます。
また、返事が来た人の履歴書はすべて見ることができますが、基本の1万円だと10名まで、さらに10名の履歴書を見るには1万円を課金するというシステムです。
▶「ヤギオファー」が画期的な採用サービスだということがよくわかりますね。次のページでは、「ヤギオファー」に込められた採用市場の課題解決への取組みと、金さんが見据えるこれからのパーソナルデータの活用方法についてお届けします!