責任を負えない結果を招かないために誠心誠意のコンサルを!(前編)
- 2021/9/15
- インタビュー
目次
責任を取れないことに責任を持つということ
――乗り切ったのですね。素晴らしいです!
堀越氏――勤め人時代に、お客様を損させるどころか倒産危機にまで追い込んでしまった自身の苦い経験をしたり、事業に失敗し会社を畳んで夜逃げせざるを得なかったお客様を見てきたりしたこともあり、本当に無知は罪悪だなと感じました。
私たちがコンサルタント業をするにあたって、従業員には「責任をとれない責任」があると言っています。
コンサルタントは社長の横に居て、投資などの経営に関わるいろいろな意思決定をする場面に立ち会うわけですから、相談を受けるような際にも、コンサルタント側の回答次第で経営者の意思決定が変わっていくかもしれない。
アドバイスに従った経営者がもし負債を抱えるような事態になっても、私たちは金銭面で助けてあげることはできません。
それくらいの責任のある仕事なんです。
だからこそ、責任を取れない立場としての責任として、できる限りのサポートをし、常に誠実でなければならない。
自分たちの私利私欲ではなく、本当に相手のためと思えることをプロとして毅然とした態度で進言すべきなのです。
また、分野が異なりプロとしての進言ができない場合には、その前提で話さなければならない。
従業員には、すべてのことには責任があるのだと、規律として明文化し、厳然と指導しています。
それが一番のこだわりですかね。
この続きは後編「事業理念への共感とコミュニティ作りが成功へのカギ」でお届けします。お楽しみに